農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【食育講演会感想~主催するということ~】

昨日のゴーシ先生の食育講演会、

主催者さんははじめ、

ご自身のお子さんが通う学校のPTA研修で、

ゴーシ先生をお招きし、講演を行う予定だったそうです。

しかし、コロナによる開催中止決定・・・。

 

どうしても講演会を実施したいという熱い想いと

ゴーシ先生の粋な計らいで、オンライン講演会が実現したそうです。

 

オンラインになったからこそ、参加できた方もいらっしゃっただろうし、

かく言う私なんか、その恩恵にあずかった一人です。

 

昨日の食育講演会では、終盤、質疑応答の時間が設けられていたのですが、

その中のお一人が、食に関わる活動をされているようで、

「いろんな人に食育の大切さを知ってもらい、

家庭での食の在り方を考えるきっかけを作りたい」

と語っている方がいらっしゃって、

どうしたらたくさんの人に分かってもらえるだろうかという質問が出ていました。

 

私も、PTAで、とある専門委員の委員長をしていて、

成人教育講座で講演会を開催する立場なものですから、

その気持ち、よくわかる!!って思いました。

講演会の内容はさることながら、

呼びかけの仕方、宣伝力、設定日時、などなど、

「どうしても行きたくなる仕掛け作り」を考えていくのが、

主催者側が問われている力量なのかなーと思っていました。

 

ゴーシ先生の回答は・・・

 正義・理論・理屈では、人は動かないよ。

 人が動くのは、『感動』だよ。

 一般的に、全体の30パーセントを変えたら変わっていくって言われている。

 自分は正しいことをしているって、

 自分がいいと思っていることを強制的に進めていくことは、

 ファシズムになっちゃうんだよね。

 全部を塗りつぶそうとするんじゃなくて、小さな点が拡がっていく、

 その点が全体の30パーセントになれば、変わっていくんだよ。

 でもね、どんな講演会でも、1番聴いてほしい人には届かないんだよね。

 

わかりやすっっ!!

そう、まさに、そうなんですよね。

だから、私が思ったこと・・・それは、

1番聴いてほしい人に、聴いてもらおうとしない。

偶然でも聴いてもらえればラッキーだ!くらいに構えているのがいいんだと思う。

遠回りに思えるけれど、地道に小さな点を増やしていって、

1番聴いてほしい人に近づいていく、巻き込んでいく、

そして、少しでも早く1番聴いてほしい人に届くように、

やっぱり準備をしっかりしていかなくちゃならないんだろうね。

 

どうしても参加したくなる仕掛けづくり。

メインに誘導するための様々なトラップを考えるのも一つの方法かな。

主催者が楽しんで、参加者も楽しんで、

みんなで感動して幸せで前向きになれる、

そんな講演会をいつか主催できたらいいなと思いました。