農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【一人の時間】


贅沢一人時間満喫中。

とにかく怒涛の日々。
「田植えが終わるまでは」って、忙しい中飛び込んでくる予定を調整しながら、なんとか踏ん張って今日を迎える。

とりあえず、状況整理。
忙しくて、することたくさん。
何をどんな順で片づけていけばいいのか、よくわかっていなかった。
だから、飛び込んでくる案件に気持ちばかり急いて落ち着かなかった。
すぐに解決できない問題は、ちょっと横に置いておこう。
心配事に心が支配されていては、できることもできなくなってしまう。
小心者で争いごとがキライ。
好き勝手主張する人ばかりに振り回されて、自分を見失わないよう、そして、自分を取り戻すための時間。
おかげで今週と、来週の仕事の目途が立つ。
忙しさは変わらないけれど、ちゃんと自分と自分の時間をコントロールできそう。


 

グーグルレンズさんが知らせてくれた「7年前の今日」。
長男が田んぼをならしてる。
田植え機がUターンした後の泥の盛り上がりを平らにする作業。
雨具を着てるから、きっと雨降りの中田植えをしたんだろうな。
レイキを握る小さな手に込められた力。
なんだか泣けてくる。
この時の長男、11歳。
そして昨日、18歳に。
子どもたちよ、いつもありがとう。
子どもたちの成長が、確実に支えとなっている。


「7年前の写真」がもう一枚。


隣町田植えでのお昼ご飯の写真。
ほんの3年前まで、今の倍の量のお米を作っていた。
兼業農家だから、平日は仕事。土曜日に隣町の田植えを終わらせ、日曜日に地元の田植えをしていた。
両日とも田んぼに出ながら早朝より10人分のお弁当を作り、夕ご飯の準備まで。
よくやっていたと、本当に思う。

思いがけず7年前に何気に撮った写真が流れてきて、少し感傷的になる。
淡々と粛々と進めてきた米作り。
そう思っていたけれど、そこには自分の中だけに留めた悲喜こもごもがあって、懐かしい写真が、閉じ込めていた私の感情のフタを少しだけ外し、記憶と喜怒哀楽を湧きあがらせる。
たったこれだけの写真なのに、こんなに気持ちが揺れるなんて、困ったものだ。
今日のことも、いつか懐かしく思い出す日が来るのかもしれない。

田植えが終わった安堵感、農家の嫁の言葉にならないつぶやき。