農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【お正月用品を買い始める】

仕事帰りにスーパーで食材の買い出しに。
店内に入るとすぐに、お正月用品が積み上げてある。
店内はクリスマスソングだけれど、商品はお正月(笑)。

鏡餅するめ、昆布、黒豆などの乾物コーナーがあって、少し進むと数の子が化粧箱に入って並べてあって、買うにはまだ少し早いかなぁと思ったのだけれど、慌てて買いに走ったりするのも嫌だなと思い、気が付いたものを気が付いたときに少しずつ買いそろえることに。


今日買ったもの。
半紙なんて、ほとんど使うことないから、ここのところ毎年鏡餅を飾る頃になって、「ない、ない」「もう一枚も残ってなかったっけ?」「去年どこに片づけたっけ?」ってなってる。
そのことを知ってか知るまいか、神敷と一緒に売ってました。


神敷といえば、、、

神様がたくさんいる我が家。
嫁いだ時は、神敷にどんなふうにご飯を盛ったらよいのかわからなかった。
実家の神棚には、白い陶器のお皿でお供えしていたから。
神様に供える向きは教えられなくてもわかったけれど、義母があちこちに向けて供えていたのを義祖母が見て、「神敷の向きはこう!」って、向きを変えながら私に教えてくれていたのをふと思い出したりしています。
最近では、どういう風の吹き回しか知らないけれど、私がよそった神敷を、義父が気まぐれに神様に供えてくれていることがあったのだけれど、まあ、それはひどい供え方で、こんな供え方を義祖母が見たらなんていうのだろうって、不思議に思ったことでした。
今では毎朝、旦那さんが供えてくれています。
神様の前で柏手を打つ音が台所まで聞こえてきます。



結婚して20年が過ぎました。
19歳で実家を離れたので、親元で過ごした時間よりも長い時間を旦那さんと過ごしています。
知らない間に20年も経って、知らない間にこの家の中心となってしまっています。
それでもいつまでも遠慮ばかりして、気を遣いながらお金も使いながら暮らしています。

寒い師走の夕方に、神敷を見てふと思ったこと、思い出したことでした。