農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【つかの間の どっぷり読書】

やっと稲刈りが終わったので、日曜日の25日、お彼岸のお参りのために実家に行きました。
事前に母に連絡を入れていたのだけれど、
「稲刈りで疲れているだろうから、こっちに来たときはゆっくり過ごしなさい」
と言ってくれたので、お言葉に甘えて、どっぷり読書の時間に充てさせてもらいました。

実家に行く前に、図書館へ。
以前、ブログ仲間のお姉さん、きょうこさんに読書欲を刺激されていて、、、

kyokoippoppo.hatenablog.com


この時にコメントのやり取りでおススメいただいたのが、村山由佳著『雪のなまえ』。
この本を目当てにやっと図書館へ行ったのだけれど、あいにく貸し出し中。
仕方がないので、きょうこさんの真似をして、同じ「ム」の棚から、群ようこの本を選びます。
それから、近くの「マ」の棚から益田ミリ、「ミ」の棚から宮下奈都の本を。
ジャケ買いのように、題名と表装で選びます。
そうそう、きょうこさんが紹介していた角田光代の本を忘れずに。
そして、最後に目についた佐野洋子の本を選びました。



台風による避難所対応で泊まりがあったこと、進まなかった稲刈りがやっと終わったことなど、疲れがたまって回復していない時には、重いテーマの小説やムズカシイ内容の本よりも、軽いタッチのエッセイなどの方がページが進みます。

実家では、写真の2冊の本を読み終えました。



『小さいコトが気になります』
これは、著者が、気になって確認せずにはいられなくなる、他人にはどうでもいいことについて書かれています。
ああ、そうだね、私も気になるよって言うコトから、それは共感できないなっていうコトまでいろいろ。

 

『ついに、来た?』
親の老い、介護だとか認知症がテーマの短編集。
子どもたちのために一生懸命働いて、忙しく過ごす毎日、あるいは、結婚して実家を離れ、ふとした拍子に親の言動に違和感をおぼえる。一昔前の考え方で、「女だから」とか「嫁だから」と押し付け合う話もあれば、明るく前向きに関わっていくお話もある。認知症の本人の症状については、村井理子さんのエッセイに比べれば、どのお話も深刻さはないし、聞き分けの良さも感じる。そこはやはりフィクション。
テーマは深刻だけれど、内容はいたって軽い。疲れた体には、これくらいの軽さの方がさっと読めてよかった。

 

あとはどれから読もうかなって楽しみ。
楽しみがあるってなんだか生活に潤いが生まれるみたいで嬉しいです。
秋の夜長に、、、と言いたいところだけれど、ここのところ夜はバタンキュー。
時間を見つけて、ちょこちょこと楽しめたらいいなと思います。