農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【読書の秋 前倒し】

今日は午後から、まちづくり協議会主催の人権講演会が開催されるため、朝から設営などの準備に走り回っていました。
合間を見て、センターの花壇にコスモスのタネ蒔き。

一口に「コスモス」と言ってもいろんな種類があるのですね。そんなこと知らなかったです。タネの袋に品種名が書いてあるのだけれど、そのタネがどんな花を咲かせるのかなんてさっぱりわからないから、ネットで検索して、品種名と背丈と花の色をチェックしました。
花壇をどんなふうに彩るのか、ネットで検索した結果からイメージして、

こんなふうにタネを蒔いてみることにしました。
花壇の土に、「ホ ナ ミ」の文字とそれぞれのタネの境界をほうきの柄で書いて、あとはタネをパラパラパラ。
袋を開けてタネを蒔いてみるけれど、タネが小さいのと土の色と同色なのとで、半円状の部分にタネを蒔く頃には、どこにどれくらい蒔いたのか分からなくなってきちゃいました。
それでもなんとかメモしたイメージになるよう注意しながら、最後は、グラデーションを楽しんでちょうだいな!くらいのいい加減な気分ですべてのタネを蒔いてきました。
さて、どんなふうな花壇になるのでしょう。楽しみです。

人権講演会終了後は講師の先生を見送り、後片付けなどをして帰宅。
休む間もなく夕食準備をして、地域の畑の草刈りへ。
まちづくり協議会校区部会の有志で管理する芋畑。
さつまいもが順調に育っています。

そして気が付けば、今日も長靴を履いていましたよ。


今週は作業が多くて汗だくになる仕事が続きました。
夜は、疲れと共に睡魔に襲われ、倒れこむように眠りにつくのだけれど、必ずと言っていいほど夜中にぱっちりと目が覚めて、しばらく起きているという日がありました。
この、夜中の目覚めというものが、実にさわやかなのです。
パチッと目が覚めて、
「ああよく寝た。もう起きるくらいの時間かな?」
と思って枕元の時計を見てみると、倒れこむように眠ってから3時間しか経過していません。時計の時間がずれたのかな?と思い、充電中の携帯を引き寄せて眩しい画面に顔をしかめながら時間を確認すれば、時計と同じ時刻。
もう一度寝ようと瞼を閉じてみるけれど、あんまりさわやかすぎて眠れそうになく、仕方なくもう一度携帯を引き寄せて、みなさんのブログにお邪魔したり、気になるトピックスを覗いてみたりして、ふたたび眠気が襲ってくるのを気長に待ち、その時が来たらゆっくりと眠り、朝、ちゃんと起き上がるのです。


実は、この「気になるトピックス」を覗いているときに、翻訳家でエッセイストの村井理子さんの文章に出会い、その面白さにぐいぐいと引き込まれました。
出会った文章は、ウェブサイト「婦人公論.jp」で連載された文章。
この方のことは知らなかったのだけれど、とにかく文章のテンポがよく、自身の身に起こったことを淡々とそして勢いよく書いているのだけれど、そのドライな文章がかえって心に響いてきたり、ガツンと涙腺に直撃したりするのです。
そしてこの方、あまり普通の人が体験しないようなことを、実に多く体験しています。
それらは、疎遠だった兄の突然の死を警察からの電話で知らされてからの怒涛の日々をまとめた『兄の終い』、認知症になった義母と家族の日々を記した『全員悪人』などにまとめているのですが、次から次に起こる、もうほぼ「事件」と言っていいほどの毎日を、「書いてしまう」ことで浄化しているのではないかと思えるほど。
だからなのか、続きが気になる。読んでみたいと思うのです。
そういうわけで、今日の夕方、時間ないくせして図書館直行(笑)。



村井理子さんの「書くエネルギー」に負けないよう読んでみようと思っています。

忙しかった今週一週間。
8月もいよいよ終わり。
日中はまだまだ暑いけれど、朝晩の空気が確実に変わりました。
やっと秋。
私の「読書の秋」が前倒しでやってきたようです。