農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【不作の原因は、天候だけではなかった!!】

毎年、裏の畑と下の畑では、たくさんの夏野菜が採れます。
きゅうりにトマト、なすび、ピーマン、トウモロコシに、オクラ、ズッキーニ。
それにスイカやアジウリ、カボチャも。

お盆を過ぎると、トマトは終わり。
秋ナスを採るために、なすびも短く刈り込みます。
これは、更新剪定といって、伸びた枝を切り落とすことで、株の負担を軽くし、収穫期間を長くして、大きな実をつけてもらうためにする作業です。
本当は、お盆の前までに終わらせておくといいのだけれど、今年は水不足と酷暑で、ニンゲンの方が参ってしまって、やっと先週、なんとか終わらせました。
タイミングが少し遅れたので、無事に秋ナスが生ってくれるといいのだけれど、、、。


夏の畑には、毎年カラスがやってきて、収穫間際のトウモロコシやスイカをつついて食べてしまうので、実がなり始めたら、その部分に小さなネットをかぶせたりしてカラス対策をしていました。
カラスは、羽を広げるとずいぶんな大きさになるので、逃げる際にネットに羽が引っかかったりすることを嫌うので、少しのネットでも効果抜群です。
今年もいつものように、トウモロコシやスイカにネットをかぶせていたのだけれど、全く効果がなく、いつになく派手に食い荒らされていたのです。
日中の暑さと、カラス被害のせいで、すっかり畑を管理する意欲も低下してしまったこの夏。
辛うじて被害を免れているナスやピーマン、オクラなどを細々と収穫してきたのだけれど、先日、地区の公民館であった盆踊りの手伝いから、裏の畑を通って帰ってきた子どもたちが出会った生き物が衝撃的で、この生き物こそが、畑の不作の元凶だったのです。
その決定的写真が、こちら!


なんだ!?この生き物は!
通いなれた様子で悠々と母屋の裏の井戸のそばを歩く生き物。
暗闇の中、我が家の坊ちゃんたちと鉢合わせて、お互いびっくり(゚д゚)!
慌てて逃げていく生き物を、急いで激写した長男。

家に戻ってきて、撮った写真を見ながら、この生き物が何かを検索する。
タヌキか?アライグマか?いや、ハクビシンだ!!
そうか、そうだったのか!
よそでは「アライグマにスイカをやられてしまった」などと話には聞いていたけれど、まさか自宅の敷地内でハクビシンに出会うとは、、、。
イカもトウモロコシも、アジウリも、食べ尽くしていたのはコイツだったのか!
ものすごく納得するとともに、これからの畑仕事への活力が湧いてくるのが分かりました。

畑は、これから冬野菜の準備に入ります。
終わってしまった夏野菜の畝を耕して、冬野菜のタネを蒔いていきます。
まだまだ暑さが厳しいから、例年はそろそろ蒔くのだけれど、今年はすこし時期をずらして、そして、ハクビシン対策をしながら準備していくことにします。

有害鳥獣駆除の資格をもつ旦那さん。
さてどうしたものかと思案中みたいですよ。

ハクビシン出没!」続報ができればまた報告しますね。