日曜日の昨日は午後からお仕事で、帰宅した時には、旦那さんも子どもたちも不在でした。義母によると、3人で隣町の田んぼに出かけたとのこと。
旦那さんの田んぼの水のパトロールに、子どもたちが同伴した様子。
高校生と中学生の男の子二人。父親とどこかへ行くなんて、田んぼや畑が親子の仲をつないでくれているのかな。
そう思いながら夕食の準備をしていると、旦那さんからLINE。
「今年は蛍を見れていないから、今日、日没後まで粘ってみるそうです。」
毎年見に来ている蛍の姿を、そういえば今年はまだみていませんでした。
こんな些細なやり取りで、子どもたちの中に、季節の移ろいを感じ取るセンサーが育っていることを嬉しく思うのです。
長男が送ってくれた写真。
日没まで、田んぼの裏の山を探検しに行った時の写真だそう。
長男の弟への優しいまなざしが映り込んでいるように見えるのは、私だけかな(笑)。
すごくきれいな写真がとれたんよね~と、嬉しそうに送ってくれた写真。
綺麗な景色、美しい風景、そんな心動かされる瞬間に出会ったときに、誰かと共有したいと思い、その「誰か」に、その場にいなかった母親を想ってくれることがたまらなく嬉しいのです。
今年も会えたみたいだね。
季節と共にある生活。
大切な人と、当たり前に美しい風景を眺められる生活。
その日だけの貴重な体験の積み重ねが、彼らの心を豊かにしてくれるのだなと感じます。
子どもたちよ、静かで美しい景色をありがとう。
母さんは、穏やかでまじりけのないその心を何より美しく感じたのだよ。