農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【それぞれの場所へ】

今日、「飯塚着物ガール」の仲間2人を自宅に招き、上司にいただいた着物を山分けしました。

mosgreen3111.hatenablog.com

 

全部で何枚の着物と帯があったのかは数えていません。
着物の種類、どんな場所に、どんな時に着たらいいか、なんていう話をしながら、一枚一枚たとう紙を広げ、それぞれ羽織ってみて、鏡をのぞいてみて、分けていきました。

そうやって仕分けていって、私のところに来てくれた着物たち。


左から、色無地(紋付)・江戸小紋・紅型小紋・絽訪問着。
左から2枚目の江戸小紋は、見た目無地に見えます。
でも、よくよく覗いてみると・・・


細かな模様が見えるでしょ。
この小さな柄は「型染め」といって、型紙を使って染めます。
細かければ細かいほど格がよいとされています。
この着物は、色は地味ですが、型の模様は、いろいろな型紙が使われていて、遊び心を感じます。帯次第で、「しっとり」にも、「はつらつ」にもアレンジできそうです。

右から2枚目の着物は、あこがれだった紅型(びんがた)の着物です。


「紅型」とは、沖縄を代表する染物です。
華やかな色合いが南国の空気を感じさせます。

この着物は、上司のご自宅で見た時から気になっていました。
なので、手元に来てくれたことがすごく嬉しいです。
丈が少し短いですが、腰ひもの結ぶ位置を少し下げるだけで問題なさそうなので、さっそく明日のお茶のお稽古で着ようと思っています。


合わせる帯は、おかんからの名古屋帯
この帯のことも、以前ブログに書きました。

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一番右側の水色の着物は、7月と8月に着る真夏の着物です。
涼し気な色と、雲のような水のような模様が控えめに入っています。
暑くても涼し気に着こなしたいですね。

帯もたくさんありました。
袋帯名古屋帯、夏帯、半幅帯。
それぞれ好きなものを選んでもらい、私のところには、白い名古屋帯が来てくれました。


真っ白なので、色が跳ね返る印象があり、持っている着物に合わせにくいのではないかなあと悩んだのですが、この男の子の表情が次男を思い出させ、なんとも愛くるしさを感じてしまったのです。
たぶん、金太郎さんかな。書いてある文字が読めればいいのだけれど、どなたか判読できるかたいらっしゃったら、教えてくださると嬉しいです。

他に、帯締め、道行コート、雨ゴート。
これらはお二人が引き取ってくれました。
無事に山分け終了。

引き取り手のなかった着物が3枚、長じゅばんが2枚残りました。
これらの行先もほぼ決まっています。
たくさんのたとう紙の山を前に、一人ではどうしようもなかったことが、想いを同じくする人たちに助けられて、それぞれの場所に納まることができました。
おかげで私も安心しています。

着物って、やっぱりいいな、改めてそう思いました。