我が家の裏の畑の端は、ほとんど野放し。
草が伸びれば草刈り機で刈っているのだけれど、実はニラが生え放題だったり、季節の花が咲きこぼれたりして、意外と風情があったりします。
そして、この時期は、ニラではなくて、
蕗。草に埋もれておりますが(笑)。
カラスノエンドウだとかがわさわさと茂りだしたので、先の土曜日、今シーズン初の草刈りに取り掛かりました。
迫ってくる旦那さんと草刈り機。
刈られる前に蕗の収穫。
籠でも持ってくればよかったのだけれど、
迫る草刈り機に追い立てられて、とにかく取れるだけとってきました。
この後は、離れの畑まで軽トラ走らせて、ワラビの収穫。
春の野草は、どれも下処理が必要。
ウドや蕗、ワラビ、そしてタケノコも。
つくしの袴取りなんて、指先が真っ黒くなってしまいます。
それでもなぜか熱心に探し出して摘んでは、時間をかけて処理をしていただきます。
そうすることで春の喜びを満喫しているのかな。
そうそう、春の野草を食することで、体が冬から春へ変わっていくのだとか。
アクのあるものを食べることで、冬の間ため込んだものをデトックスし、活動的になっていく。体内時計と季節時計がリセットされたり、地球の動きと同調していくのかな。
そんなことを考えながら、蕗の筋取りと、ワラビのアク抜きのため、台所に立ちました。
『蕗の筋 よく取れたれば 素直になる』
細見綾子の俳句です。
今日のオマケの一枚は、旦那さんのとびっきりの笑顔の写真です。
何がそんなに楽しいんでしょうね。
何気に頭に巻いた手ぬぐいの、日の丸のとこがデコにきて、鏡で見たそれがなんとも可笑しかったそうで、わざわざ披露しに来てくれました。
ほっそい一重の目が、さらにほそ~くなってます。
明日は、芋床のお話です。