農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【芋床にさつまいもを並べる】

先週、メンズ3人で作ってくれた芋床。

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去年、次男が一人で土を入れて整えてくれた芋床。

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ここに種芋を並べていきます。

種芋は、去年の秋に収穫したさつまいものうち、立派なものを食べずに「種」として保存していたものです。
種芋としての保存の仕方ですが、収穫して2週間ほど天日に干した芋を新聞紙に包んで、段ボールにまとめます。その段ボールを台所の冷蔵庫の上において保存します。
一つ一つを「新聞紙で包む」ことと、「段ボールに詰める」ことと、「冷蔵庫の上に保存する」こと、どれもが揃って初めて、芋が腐ることなく冬を越してくれます。

そうして、芋床が整った時点で、冷蔵庫の上の段ボールを下ろし、一つ一つ新聞紙をはぐり種芋の状態を確認します。
さっそく小さな芽が出ているものなどは、種芋に最適です。
その小さな芽が上になるように、芋床に並べます。
まだ芽が出ていない種芋も、いろいろと観察してみて、芽が出そうなところを空に向けて並べ、上から土をかぶせていきます。

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土をかぶせたら、もみ殻をふりかけ、水をたっぷりとかけます。

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最後に、保温と保湿を兼ねて、蓋をかぶせます。

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蓋は、なぜか窓(笑)。3枚並べて置きます。
これだと中も見えるし、水やりの時は端っこの一枚を蝶番のように開けるだけ。
そして、毎年この窓に、桃の花が散るのです。

時々水をあげたり、窓を開けて空気を入れ替えたりします。
窓は、約一か月間、開けたり閉めたりして、つるがしっかり成長するころまで保湿と保温をして大切に育てます。

そうして、梅雨が始まる頃まで、芋づるが成長するのを待ち、いよいよ雨降りの前日に畑へ挿していくことになります。
そのことはまた、6月に記録することにしましょう。

さてさて、とりあえず、今年もわさわさといもづるが伸びますように。