農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【休日の田んぼ仕事】

休日は田んぼか畑。
だいたいお天気と作業内容と時間と要相談。

まずは畑。

 

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そして、田んぼ。

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隣町の田んぼは、山のふもとにあるので、シカやらイノシシやらが出没します。
出没するのは構わないのだけれど、田んぼの中で遊ばれたり、実った稲穂をむしゃむしゃされるのはちょっと困るので、だいたいお盆の前後に電柵を張っています。

地区の農家さん共同で、田んぼの周辺に、害獣侵入防止の金網を張り巡らしているのだけれど、ここの田んぼだけは、金網を張った後からお米を作るようになったため、毎年電柵設置作業を頑張っています。

作業はいたってシンプル。
まずはポールを三歩ごとにしっかり立てる。
ポールに付いている緑色のフック2つを、膝下の高さと、腿の上くらいの高さに合わせる。
電線を下の段は時計回りに、上の段は反時計回りにフックに引っ掛けながら張っていく。最後に上下の電線を数か所繋ぎ、バッテリーに繋げる。
ごく微量の電流が、夜間のみ流れるよう設定し、朝夕の涼しい時間帯にウォーキングをしている地元の方を多く見かけるので、農道に面したところには、「電柵注意!」の立札をします。
シカもイノシシも、そのジャンプ力は想像を超えるものです。なので、こんな電柵、彼らにとっては何でもないのでしょうが、野生の習性なのか、いつもと違う環境だと慎重になるようで、電柵の効果はまあまあといったところなのです。


田んぼの中に、ぴょこんとでているヒエを見つけて、ものすごく取り除きたい衝動に駆られるのですが、今は稲の花が咲き始めているので、花を散らすと受粉ができなくなるだろうから、田んぼに入るのは控えます。
ちなみに、小さな白い点に見えるのが、稲の花です。

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お盆のころに、さやのから緑色の稲の穂が顔をのぞかせます。このことを出穂(しゅっすい)といって、穂の一つ一つに花が咲きます。出穂の時期は田んぼに水は欠かせず、これから収穫までの間、お天気、特に台風なんかが気になってきます。
今年も無事にお米がたくさん実りますように。

おまけの写真でクイズです。
とある生き物が、稲に巣を作っています。
毎年稲刈りをしていると必ずいくつか見つけるのですが、今年は今の時期に発見!
なんの生き物の巣か、わかります?

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正解は・・・・・



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カヤネズミちゃんでした。(※画像は「産経WEST」記事より)