農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【ちえくらべ】

日曜日の田んぼの風景。
稲穂が実ってきて、だんだんと首を垂れてきました。
こうなってきたら、、、

鹿やらイノシシやらがやってきて、穂をかじっていきます。
しかも、

稲を踏み倒していく。


彼らが侵入して来ないように、畦に電柵を張る作業をしました。
この時期の大事な作業です。


草が伸びて電柵にあたると、流している電気が地面に逃げてしまうので、まずは畦の草刈りをします。
続いて、ぐるっと一周、1,5メートルから2メートル間隔で支柱を挿していきます。
その支柱に付いている、電柵を引っ掛けるフックの高さを揃えていきます。

フックは2つついていて、下はひざ下5センチくらい、上はひざ上15センチくらいに調整していきます。

そうしたら、下のフックに電線を引っ掛けながらぐるっと一周時計回りに。
続いて上のフックに電線を引っ掛けながらぐるっと一周反時計回りに。

バッテリーと機械を設置して、夜だけ電気を流します。
こうしていても、入られる時は入られる。
お米作りは、鹿やイノシシ、モグラ対策に悩まされっぱなし。
いつも動物たちとちえくらべ。
電柵も、しないよりずっとずっと被害が少ないので、玉のような大粒の汗を流しながら作業をしてきました。

稲刈りまで、あと一か月。
これから心配なことは、台風と病気。
無事に収穫できますように。