今朝、裏の畑に野菜を採りに行くときに、
勝手口のドアを開けて、一歩外に出た瞬間、わかった。
本当の冬がやってきた。
昨日までの寒さとは違う、明らかに冷たい空気。
とても静かで、張りつめた空気。
畑の野菜だけでなく、そこいらの小さな草花、
そして、無機質な物体さえも、
冷たく固く寒さに耐えている感じ。
でも、それは、決してとがっているのではなくて、
本当の冬がやってきた小さな喜びみたいなものを感じる。
それは、きっと私の気持ちがそうだから。
冬の匂いがした。
年の瀬に向かっていく、あの匂い。
お正月の独特な神聖な空気感が
確実に近づいている、あの匂い。
今年も冬の匂いに出会えたよ。