農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【10年前の出来事再び・・・】

私には、男の子が2人いる。

福岡県の片田舎に嫁ぎ、兼業農家で本家の嫁として、

男の子2人を産んで育てている。

もうこれだけで、

私がこのイエで果たした役割は

十分すぎるといってもいいと思っている。

 

 

だのに、

「女の子がいたらよかったのに」

とか、

「女の子はいいよ」

とか、

「年を取ったらやっぱり娘がいいよ」

とか、

娘がいない人に、

娘のこととか言わんといてくれるかな。

 

ニコニコ笑って、

「女の子、かわいいですよねー

 でも、女の子の作り方がわからんかったんですよーー」

とか、言ってるけどさ。

 

 

「3人産んで一人前!」

とか、

「今からでもイケるんじゃない?」

とか、

「次は女の子やね」

とか、

まったくもって無責任なこと言わんといてくれるかな。

 

ニコニコ笑って、ノリノリで、

「えーー、今からでも、イケますかねぇ(笑)(笑)(笑)

 私のこと、いくつと思ってるんですかぁ?」

とか、ホステスみたいな対応してるけどさ。

 

子どもの数=妊娠回数

と違うからね。

私だって、3人は欲しかったんだよ。

女の子、いたらいいなって思ってたんだよ。

でも、できなかったんだよ。

 

生まれてこなかった子たちはみんな、女の子だったんだろうな

私のお腹は女の子が育ちにくい環境なんだろうな

そう思ってしょんぼりした過去があるんだよ。

 

 

でも、おかげで分かったこともあるんだよ。

すごい体験もさせてもらったんだよ。

だから、前向きにあきらめることができたんだよ。

この体験があるから、今の私があるんだよ。

 

私にとって、2人の子どもは、まさに奇跡。

生まれてこなかった子たちも、大切な私の一部なんだよ。