先週の日曜日、
滅多にないことなんだけれど、
小一時間ほど、家で一人になる時間がありました。
掃除をして、布団カバーを洗ったり、
季節の服を片付けたりと、忙しくしていたけれど、
ひと段落ついたので、軽くお茶を飲みながら、
何気にテレビをつけました。
もう、この動作自体、滅多にないことなので、新鮮すぎる!!(笑)
アーティストのアトリエよりー染色家 柚木沙弥郎ー
96歳、染色家。
その言動が愉快。
簡単な言葉なんだけど、奥行きが感じられて、
優しく、ゆったりとしていながら、力強い。
一瞬で好きになりました。
着物好きな私。
特に紅型染の帯は、いつか手に入れたい私のあこがれ。
でも、柚木さんのこと、知らなかった。
とてもチャーミングな人柄。
ささやかな日常を大切にし、
何気ない日常に美しさと喜びを見出している。
「うれしくなくちゃ うまれない」って、
楽しみながら生きている。
宅急便の申し込み用紙の複写になっている面。
あちら側をみて、
「こういうのが面白いんだよ。
なんでもない、こういうものが面白いデザインになるんだよ。」
って、飴舐めながら楽しそうに話す柚木さん、
そういう柚木さん自身が面白い!!
作品にもそんな人柄がよく出ている。
抽象画なんて、私よくわからない。
でも、柚木さんの作品は、難しくない。
むしろ、心躍るかんじ。
色づかいの豊かさ、明るさ、希望、遊び心を感じます。
絵本の挿絵も描いています。
絵本も書いています。
人の表情、動物の表情、動き、面白くて可愛らしい。
12メートルの鳥獣戯画にも挑戦。
やりたいことをやりたいように楽しんでる。
素敵な表情。
15分間の特集だったけれど、
ものすごく引き寄せられました。
いつか、作品に出会える楽しみができました。