農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【2月6日のFACEBOOKより】

【なみだ】

昨日はおかんの誕生日でした。
夜遅くにハピバのメッセージ送ったら、
「週末にお米届けて」って。
で、お寺さんが来ることになってるらしく、
時間の打ち合わせなんかもしました。

 

父が亡くなって丸8年過ぎるけど、
母は、祥月命日だけでなく、
月命日に近い休日に、
いまだお寺さんに来てもらい続けている。
「七回忌までは来てもらおうと思ってる」って言ってたけど、そこはもうとっくに通過してしまっている。

 

そんなことを思っていたら、
七回忌の法事の時に、
母がさめざめと泣いていたのを思い出しました。
もともと母はよく涙を浮かべる人で、
私の泣きべそは、きっと母譲り。
父に関していえば、父が私の前で涙を流したことが1度だけあって、それは父が亡くなる1ヶ月前くらいの話。

 

父には、病名は告げてたけど、
余命は告げてなくて、
でも結局、治療の施しようがなくなってしまい、血糖コントロールブドウ糖のみ点滴する日が続いてた時。
回診にきた主治医に、
「点滴だけじゃなく、もっと積極的な治療はないんか。これだけで、ただ毎日を過ごすだけじゃ、どうにもならん。お願いやけ、なんか治療をしてくれ」って、涙流してかすれた声で訴えてた。
主治医がなんて言ったかは覚えていないけれど、父の「生きたい」という強い願い、魂の慟哭、奇跡への祈りが痛いほど伝わりすぎて、父と二人だけの部屋を出て、エレベーターホールで人目をはばからず泣いたことを覚えています。

この訴えの後、父はたぶん自分の命の短さを悟ったんだと思う。残りの日々はすごく穏やかだったように記憶しています。

 

何かしんどいことがあった時は特に、父のことを強く思い出します。父ならどうしただろう、何て考えて、何て言うんだろうって。
今の私をどんな風にみてるかな。
またあの大きな手を握りたいなと思う今日この頃でした。

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