農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【お茶のお稽古日】

お稽古日。
天気予報の最高気温は24℃。
袷の着物にするか、単衣の着物にするか悩む。
お稽古していると熱くなるから暑くなる。
それに、お天気だから陽が射すと、きっと暑く感じるだろうな。
ということで、便利な洗える単衣の着物を纏う。

お稽古終了後の床と今日の着物

今日のお稽古は濃茶付き花月と、初挑戦の且座之式(しゃざのしき)。
5人で折据という、いわゆる「くじ」みたいな札を引いて役割を決める。
且座之式では、正客がお香を焚いて、次客が花を活け、三客が炭を継ぎ、亭主(東(とう))は濃茶を練り、半東(はんとう)は給仕役と最後にねぎらいの薄茶を点てる。
私の役割は、半東。
①花②炭③香④濃茶⑤薄茶の流れの中で、みなさんが役割を無事に果たせるよう道具を準備したり片づけたりする役割を学んできた。

且座之式は、「且座喫茶」という禅語が由来となっているのだとか。
「まあゆっくりお茶でもどうぞ」ということを意味するそうなのだけれど、そんな軽い言葉とは裏腹に、その実、「他人をうらやまず、自分の本分を全うすることに生きがいを見出す」という深い深い意味があるのだとか。

自分の本分って、なんだ?
果たすべき務めってなんだ?
そうやって探しているうちは見えないんだろうな。
目の前にあることに無心に全力で取り組む、ただそれだけなんだろうな。
・・・
ひゃー、むずかしいや。