田んぼの畦も草刈りを終え、稲刈りに向けて、稲の方はすっかり準備が整っている様子。
今日は、機械のチェック。
コンバインの写真の向こう面に、刈り取った稲を脱穀し、選別してくれる機械が備わっている。
カバーを外し、実際にエンジンをかけてベルトの調子や機械の回転の様子を確認する。
ちゃんと写真やら映像に取っておけばよかったと、後になって気付く。
写真のコンバインは、去年我が家にやってきた中古品。
4条刈りから、2条刈りに小さくなった。
一度に4列刈っていたのが、2列しか刈れなくなって、さらにタンクも小さくなった。その分、時間がかかるようになってしまった。
なぜ小さくなったか?
・・・4条刈りのコンバインを買う余力がなかったから(笑)。
こちらは乾燥機。
周辺の農家で、自分で乾燥させるところはほとんどなくなった。
刈った稲は、コンテナに積んでそのまま農協にもっていき、そこで乾燥してもらうところが増えた。
もちろん、燃料費を差し引かれる。
乾燥機自体が高額で、修理や買い替えが追い付かないというのが大きな理由のひとつ。
我が家の乾燥機も20年選手。
毎年1,2回の利用で、その度にチェックし、メンテナンスしているけれど、いつまで持ってくれるのか・・・。
簡単な、少額な修理で済むのなら、長く付き合っていきたいけれど、大がかかりな修理や買い替えとなると、先のことはわからない。
稲刈りの後は、乾燥させて、もみすりをして、はじめて、玄米にありつける。
もみすり機のご機嫌もとりながら、そうやって、毎年なんとか米作りをしている。
店舗で買える米の値段は、ここ20年ほど変わっていない。
農協が農家から買い取る金額もほとんど変わっていない。
むしろ、若干低くなりつつある。
物価がどんどん上がっているのに、どうしてお米だけ変わらないのだろう?
弱小農家ができることって?
そんなことをいつも考えている。