ハクビシンとのたたかい。
箱罠を置いたのは、金曜日の夕方。
土曜日の朝一番に裏の畑を覗いてみたけれど、罠の中にハクビシンはおらず、仕掛けたエサも手付かずのまま。
ところが、トウモロコシは被害にあっている!!
なんと、憎たらしいことだろう!!
もう、トウモロコシはあきらめるとして、この先スイカが被害にあうのはイヤだ。
そう思いながら、今朝、裏の畑に面した窓のカーテンを開けて、何気に景色を見ていたら、、、、
トウモロコシの周りを囲った網が揺れている!!
ハクビシンか!?
もしかしたら、ネコかも???
箱罠の中じゃなくて、網に引っかかった???
とにかく現場を確認するのが一番!
バタバタとサンダルを履いて、そーーーっとのぞいてみると、、、、
かかってる!!!
網が揺れていたのは、ハクビシンがなんとか脱出しようと、箱罠の隙間から網を嚙み切ろうとしていたから。
近づくと、フーーーッて威嚇する。
箱からなんとか逃げ出そうとして、顔やら体やらぶつけて痛々しい。
こういう姿、見たくないんだよね。
となりまちの田んぼの周りにもくくり罠を仕掛けているけれど、罠にかかった動物の姿を見るとつらくなる。
でも、大事な農作物を荒らされるのは困る。
ちゃんとお互い領域を越えずに共存していけるのが一番なんだけれどな。
そういう私の複雑な心情を、長男は分かってのことなのか、止め刺しの手伝いに、旦那さんと一緒に軽トラに乗って出かけて行った。
そして今晩。
捌いた肉の一部をいただいた。
以前、アナグマが獲れた時も、同じようにしていただいたのだけれど、アナグマはとにかく脂身がすごくて、私はとても食べきれなかった。
ハクビシンに関しては、アナグマほどのクセはなかったものの、私は一切れしか食べられなかった。
長男と旦那さんは、「思ったよりもおいしい」と、パクパクと食べている。
止め刺しをした責任と命に向き合い、命をいただくということ、これらのことを特段気負うことなくごく自然に営んでいることに、たくましさを感じずにはいられない。
今回ハクビシンが罠にかかったことで、裏の畑の被害がなくなることを期待しているけれど、もしかしたらまだ別の個体がいるかもしれない。
そういうわけで、箱罠は、もうしばらく同じ場所に再設置された。
わずかに残ったトウモロコシをニンゲンがいただく日は近い、、、そう思っている。