農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【一言で言えば更年期? でも、それで片づけていい?】

最近は、不安な気持ちに押しつぶされそうな気分になることが増えてきています。
起こるかどうかわからないことばかりにとらわれて、自分で作り出した不安に溺れそうになることがあります。

たとえば、ちょっと強い雨が降ったり、雷が鳴った時。
たとえば、子どもが夜、自転車で塾に行ったとき。
そして、今発生している台風11号に関する情報なんかは、もうたまんない。
こういう感覚はしばらくなかったのだけれど、最近強く感じるようになっています。


子どもの頃を振り返ると、やっぱり不安は強かったです。
神経質でいながら、軽率大胆。これはいまもそう(笑)。
ただ、神経質ぶりに関しては、同居生活のある意味「ショック療法」でずいぶん和らいだはず。
そうは言っても、神経質だとか不安の核の部分は元来の自分のパーソナリティーだろうから、いつまでも自分の中にあり続けて、ちょっとした弾みで見え隠れするのだろうなという印象です。


父が仕事で不在がち、母は神経質でちょっとヒステリック・・・という、私が勝手に分析した私の家庭環境。
神経質で不安が強い女の子になったのは、上記の家庭環境が原因ですっていうのは簡単だけれど、違うようにも思います。影響はあっただろうけれど、それがすべてだったとは思わない。
確かに母親の顔色をうかがう傾向は強かったし、否定されることも多かったから、自尊心も低かったし、当然自分の意見なんてなかったかな。自分を可愛がってくれる人をめざとくかぎ分ける能力に長けているのは、物心つく以前の話だったようだし。考えることは、どうしたら気に入られるかという方向ばかりで、物事の本質に迫るような思考なんてまったく持ってませんでした。
だからといってはなんだけれど、今になってやっと、考える練習してます。ぜんぜんまとまらないし、想いと言葉がずれまくってもどかしい思いばかりしているけれど。

他人との比較ではない「自分」というもの、大勢の中の何色でもない「自分」というもの、そんなふうに存在していいのだという自覚に、遅すぎだろって自分にツッコミ入れながら、大げさに言えば、やっとやっと、自分自身を生きる練習をしているとでもいうのでしょうか(笑)。


そう、私の中にあるベースは、やっぱり不安だとか心配だとか、マイナス思考なのです。そして、ここのところ強く沸き起こってくる、このマイナス思考に悩まされているのです。
夜中に目が覚めて、眠れなくなることも関連しているかも。
日中、あまり疲れすぎないようにする努力も必要かも。


たぶん、これまで、努力して、あるいは無自覚に保ってきた様々なバランスというものが、乱れてきているのだと考えています。
年齢のせいかもしれないけれど、私の年齢だけではなく、母親、義父母、子どもたちの年齢も関係していると思います。時間がなく、お金もなく、でも忙しくて、すること、考えることが盛りだくさん。いっぺんに、じわじわと押し寄せて、私の頭と体を疲れさせているのでしょう。このことは、私の体と頭には、予想外のことだったのかもしれません。
一言で言えば、「更年期」なのだろうけれど、乱れたバランスが整えば、落ち着くのかな。
起こる出来事はどうしようもないけれど、そのことでおこる周囲の変化に振り回されたくないという想いが強くて、その不安が一番かな。
一人になりたいだとか、自分の好きなようにだとか、めんどくさいことに巻き込まれたくないから、自由にさせてくれ~、そんな思いが溢れている今日この頃です。