農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【本当に恐ろしいことは・・・】

ああ、やられたよ。
公私ともにとっても仲良くしている人が、コロナに罹患した可能性大だとか。
PCRの検査結果は明日の午後。

今日の昼過ぎ、「多分感染していると思う。とってもきついから」
ってラインで知らせてくれた。
その人は、予防接種の1回目を2週間前くらいに終わらせている。1回目なのに副反応で熱が出て、2日間怠かったって笑って話してくれたのが盆前の連休明けのこと。

どこで感染しちゃったんだろうって心配しながら、いやいや、まだ感染したとは判明していないしって我に返る。
昨日は、お休みだったその人の席に座り、その人のボールペンを借りて、付箋にメモを取ったことを急に思い出し、にわかに不安に襲われる。


その人の無事を祈りながら、最大限必死に自分を守る思考にとらわれている私。
ちょっとしたくしゃみや、ちょっとした咳にいちいち不安がり、一方でこんなことでエネルギーを消耗するなんて、馬鹿らしいことだと平気なふりをする。

そうして、くるくると思考を巡らせ、おろおろ一人で慌てて、これが私の本性だと、がっかりもしたりしている。


あれこれ心配して、勝手に不安がっているけれど、今の私にとって一番大事なこと、忘れちゃいけないことは、「私はいつもの私と何ら変わりなく過ごしている」という事実。

馬鹿らしくてバランスに欠けた思考、必要以上の情報収集、襲ってくる不安。
それは自分で作り出している。
そういうことに支配され、自分本位になってしまうこと、自分にも他人にも疑いの目を向けて優しくなれない、そんなふうになってしまうことが、本当に恐ろしいことなのかもしれない。