農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【急遽、実家へ】

昨晩から雨がしっかり降ったらしく、朝起きてカーテンを開けると、地面はしっかり濡れ、ところどころ水たまりができていました。
昨日定植した野菜たちにとって、最高の水分補給となったことでしょう。
よいタイミングで定植作業ができて、満足な朝を迎えました。

朝のうちは、細かい雨が続いていました。
稲屋に並べている米袋を、冷蔵庫に移し替えました。
30キロの米袋を台車に載せて運びます。
これから気温が上がり暑くなる季節。
10月の新米収穫まで、大切に保管します。

と言っても、家族が食べているのは20年度産の古米。
21年度産のお米はもっぱら販売用です。

作業が終わるころには細かい雨も上がり、灰色のどんより雲が空を覆っていました。
それでも、注文を受けていたお米の配送準備をしていると、みるみる晴れ間が広がっていきました。


午後から豆をちぎりに行こうか、とか、ワラビを摘みに行こうか、などと考えていたのだけれど、雨上がりの足場の悪さは、仕事の能率を下げるので、やっぱり畑に行くことを控えようかと悩んでいると、義母が、実家の母にタケノコと昨日収穫した豆を届けてほしいと声をかけてくれました。
行ける時になるべく顔を見ておいた方がいいかな。
そう思って、1時間ちょっとの距離、車を飛ばしていってきました。


私が一人で実家に来るって知って、美味しいケーキを準備してくれていました。
洒落たティーセットでおもてなしを受け、他愛のない話をしてとんぼ返り。



いっせいに泳ぐこいのぼり。


いろんな緑色を抱えた山肌が綺麗でした。
ぽっかり浮かんだ雲の影と、太陽の光。
命の輝きが溢れる景色でした。

なんでもない景色の美しさに見とれれば見とれるほど、
地球上で起こっている悲しみが胸に迫ってきます。

さあ、明日からまた一週間、頑張りましょう。