農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【受け取ったバトン】


1月5日。

一緒に働いた仲間の祥月命日。

あれから2年。

彼女の仲間が実行委員会を立ち上げて、

「縁夢澄(えんむすび)~香澄ちゃんを偲ぶ会~」が開催されました。

 

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私の今の立場は、彼女の後を継いでいる形です。

臨時の事務員だった私に、彼女はとても優しかった。

誰にでも優しかったのだけれど。

いつも笑顔で、わからないことも失敗したことも、

丁寧に教えてくれた。

解決策も一緒に考えてくれた。

子供の年が一緒なこともあり、とても気が合った。

考え方も、物事のとらえ方もとてもしっかりしていて、

それでいて、面白い話もたくさんしてくれて、ムードメーカーだった。

 

そんな彼女に病魔が襲い、

私は彼女が説明した病状をそのまま素直に受け取っていた。

今回が「再発」だったことなんかなにも知らないで…。

 

彼女が病欠している間、私は彼女が今までしていた仕事を仲間とともに手伝いました。

子育てママたちのこと、社会教育団体のこと、公民館の運営に関すること・・

約半年後の1月5日の明け方、彼女は私の夢の中に現れて、

「いろいろごめんね~。今のままでだいじょうぶだから~。」

といつものように笑って、おどけながら伝えてくれました。

 

彼女が私にしてくれたこと、教えてくれたこと、

彼女がこれまでに築き上げてきたもの、繋いできたもの、

彼女が目指していたもの・・・

 

そのバトンを私が受け取ることになりました。

 

香澄ちゃん、あなたの軌跡には、到底足元にも及ばないけれど、

それでも、これから私が私らしく楽しみながらバトンを繋いでいけたらいいなと

あなたの笑顔あふれる写真とおどけた写真をみながら思ったよ。

 

いつも見守ってくれてありがとう。

これからもよろしくね。