農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【風の時代になるんだって】

2020年12月21日、
星占いの世界では、ものすごい変革の日になっているらしく、
私の周りのその世界にちょっぴり詳しい方々も、
現在の世の中のこと、流行りのことなどを絡めて、
いろいろと解説してくださっています。

 

この日は、今まで「土の時代」だったのが、
「風の時代」へと変わる日。
金銭や物質、権威が重視された時代から
知性やコミュニケーションなど、
目に見えにくい豊かさを共有していこうとする時代だそうです。

 

物質的なものから、精神的なものへと転換していく時代。
1人でたくさん持っているよりも、
多くの人と分かち合う時代になるのかな。
どちらにしても、人にやさしい時代になるといいなと思っております。

 

そういえば今日は、今の立場の自分と、これからの自分について、
ぼんやりと考えていました。
今自分がここにいる不思議というものを、
今日はものすごく感じておりました。

 

私が今の立場になったのは、2018年2月から。
2015年6月、縁があって、交流センターの前身、
公民館でお手伝いをすることになりました。
その後、仕事内容もただのお手伝いから、事務員へと変わり、
私は、今の私の立場だった仲間をサポートしてました。


2017年の夏に仲間の病気が分かり、
休職中の彼女のフォローをしていたけれど、
2018年、松の内が明ける前に彼女は旅立ってしまいました。
本当にあっという間のことで、
これからのことも、これまでのことも、
話したいことも聞きたいことも、
そして彼女に、何もできないままのお別れでした。
でも、彼女は私の夢の中に現れて、
「そのままで大丈夫だから」っていつものように笑いながら
でも、二度と会えなくなってしまいました。

 

それから、私は今の立場。
彼女が繋いだ縁を次に繋ぎ、
彼女が目指した方向をより明確に目指す役割。
そう思って、今日まで進んできました。

なんの覚悟も考えもないまま、よくわからないけれど、
目の前にやってきた波に乗ってみたというより、さらわれたという感じ。

でも、周りにいる人たちに本当によく助けてもらって、
何とか溺れずにここまで辿り着いたという印象です。

 

思うのは、彼女がいてくれたから。
これまでの彼女と、彼女の仲間がいてくれたから。
本当に本当に、導いてもらっているという感覚を強く抱いています。

こういう感覚を強く持ちながら、
これまで仕事に携わることができていることを
私は幸せに思うし、たぶん、これからの新しい時代も、
こういう感覚で過ごしていって間違いないのかなって思っています。
土から風に代わるからとか言うのじゃなくて、
ここ数年で、自分が大切に感じてきたことを
疑わずに進んでいっていいんだという、
ほんのちょっとの自信みたいなものなのかなとも思っています。

 


家の中でも、これまで義父母が中心で行ってきた農作業や行事を
私たち夫婦が中心になって回していくようになったのも、2015年くらいから。
米作りは正直、お金にはならないし、むしろ赤字だし。
でも、食べるものを自分たちで汗水流して作ること、
その作業のために家族が集まること、
家族以外の人とも、収穫の喜びを分かち合えること。
私はこの光景に、すこし心地よさを感じています。
だから、もう少し頑張って続けていこうかなと思っています。


風の時代になるんだって。
その風が、私の髪を、頬を、
そっと撫でてくれるような
そんな風であることを願っています。