今日は長男の卒業式。
寒さは続くみたいだけれど、雨が上がってよかった。
1月の共通テストが終わってから、学校は、決められた日だけ出校という日々が続いていた。それでも合格が決まるまでは、毎日学校に行き、夕方塾、夜帰宅、という日々を送っていた。
合格後は、学校に行く日があっても昼で帰宅したり、昼から学校に行ったりする日々で、お弁当作りから離れていた。
卒業式前日の2月29日は、1日学校とのことで、久しぶりにお弁当の注文が入った。
朝起きて、いつも通りのお弁当に入れる卵焼きを作り始めてふと気づく。
これが、高校生活最後のお弁当、ということに。
テキトーに作っておこうと思ったお弁当作りも、急遽変更。
唐揚げ用にと味付けして冷凍させておいたモモ肉を取り出して、いつもの定番唐揚げ弁当を仕上げた。
手の込んだものや、キャラ弁なんて作れなかったけれど、愛情だけは込めていたつもり。
帰宅後、長男はお弁当に関して何も言わなかった。
メッセージのことも。
私もあえて聞かない。
感慨深く思うのは母親だけで、本人はすぐそこにある未来に夢中。
お弁当が最後の日でも、長男にとっては、当たり前にお弁当があって、当たり前にご飯が食べれて、当たり前に洗濯物が整っていて、当たり前の日々の一日に過ぎない。
それでいい、そんなふうに思っている。