共通テスト初日、長男を会場大学駐車場まで送り届けた。
その車中での会話。
「緊張してる?」
「う~ん、どうかな。
ただ、いつもと違う感じはあるよね。」
「そっか。
うまくいってもいかなくても、何も心配することないからね。」
「うん。」
「〇〇の未来に、ちゃんと導かれているはずだから。」
「うん。」
「今日までの頑張りは自分の中にも母さんの中にも残るものだから。」
「うん、わかってる。」
「じゃあ、頑張っといで!!」
「ありがと、サンキュー!」
そういって、元気に車から降りて行った。
校舎と校舎の間の道に消えていく長男の後ろ姿を見送って、車を発車させた。
いい点数をとることも、大学に受かることもゴールではない。
その先にある目標の一つの通過点に過ぎない。
それを伝えたかったのだけれど、彼には十分届いている。
だから、何も心配はしていない。
長男の人生だもの。
そして、「未来に引っ張られている」感がすごくするから。
きっと大丈夫。
いくつになってもかわいい。大好きだよ。