農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【稲刈り前】

日曜日は、隣町の田んぼへ。

 


こうやってみてみると、ずいぶんと色づいてきてる。
田んぼの中にいるのは、だんなさんと義父。
私も写真をとってから、田んぼへ。
水を止めてから10日ほど。
地面はずいぶん乾いてきている。
ヒエを抜くにはちょうどいい固さかな。


ぴょんぴょん飛び出てきているヒエをとる。
腰から胸の高さにまで成長した稲を踏み倒さないように、列に沿ってゆっくりかき分けて進む。



一日かけて、ヒエを抜く。
高さの揃ったきれいな田んぼをみると、嬉しくなる。
稲刈りまであと10日。
最後にもう1回、畦の草刈り。
機械のチェックをして、鎌を研いで、、、。
稲刈り後も、乾燥やもみすりがある。


米作りには88の手間がかかるといわれていて、米という字は、その八十八の手間を表わしているのだとか。
新米が食べられるようになるまでは、まだまだたくさんの手間が残っている。
けれど、ここまでくると、とにかく必死にやってきた「手間」に込める力も少し緩んでくる。
この時期思うのは、何事もなく、無事に収穫の日を迎えることができるようにということだけ。
真っ青な秋空と、黄金色のコントラストが眩しい、その一日が待ち遠しい。