農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

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【皮膚科受診 「カビ」の次は「ダニ」(@_@)】

皮膚科再受診でした。

先週の診察で「脂漏性皮膚炎(疑)」で、2種類の塗り薬が処方されていました。
一週間塗って様子見だったのだけれど・・・。

この1週間の感想としては、特に変化なし。
日によって炎症が強く出てる時もあるし、どうかしたら、一日の中で鏡を見るたびに違う気もする。
うーーーん、どうなんだろう???(=_=)

呼ばれて診察室に入ると前回とは違う先生で、女性の先生でした。

前回のカルテを見て、私の顔をものすごく近距離で観察し、私の話を聞いた後、分厚くて使い古した専門書を開いて、カルテになにやら書き込んでいる。

「今から、炎症箇所の表皮を少し取って、調べてみますね。」
と言って、どうしてその処置をするのかを丁寧に説明してくれました。

「前回処方された塗り薬の経過と、今日の症状からみると、脂漏性皮膚炎ではなく『酒さ(しゅさ)』を疑います。」

先生の手元にある古くて分厚い専門書のページを見せてくれながら、「酒さ」のこと、処方する薬のことも副作用のことも説明してくれました。


「『酒さ』という症状は、『毛包虫性ざ瘡』という顔ダニの増殖が原因の皮膚炎を併発していることが多いです。先ほど削った表皮を顕微鏡で確認したら、やっぱり顔ダニがいました。ですので、顔ダニの治療と、酒さの治療を一週間してみて変化が見られなければ、別の皮膚炎で疑っているものがもう一つあるので、そちらの治療に切り替えましょう。そして、『酒さ』であれば、治るのに時間がかかるし、根気よく通ってもらわなければならないけれど、大丈夫ですか?」と。

顔ダニは、誰の皮膚にも生息しているらしいのだけれど、皮脂のバランスが崩れると増殖し、「毛包虫性ざ瘡」になるそうです。
前回は「カビ」に衝撃を受け、今回は「ダニ」。
私たち人間は、「カビ」とも「ダニ」とも共存しているらしい。
見えないだけで、見ていないだけで、どちらも日ごろから皮膚に生息しているらしいけれど、改めてそこに焦点を当てられると、なんだか不衛生にしているようで居心地が悪かったです。

もう一つ気になったのは、脂漏性皮膚炎と酒さの違い。
肌の状態の特徴が違うみたいです。
脂漏性皮膚炎は赤みとガサガサに、酒さは、赤みとボツボツに。
酒さは毛穴に炎症が起こっているため、ニキビのような見た目で、毛細血管の拡張が目立つこともあるみたいです。
私の顔の皮膚の見た目は、赤みと、どちらかというとガサガサよりボツボツ。
日によって、あるいは、時間によって見た目が異なる私の症状は、この「毛細血管の拡張」が関係しているからかもしれませんね。

飲み薬が処方されました。
そして、イオウを含んだローションが処方されました。
朝は上澄みだけ、夜はよくかき混ぜた溶液を塗るそうですが、ひどい乾燥を伴うらしく、保湿剤も処方されました。

一週間治療してみて、また来週通院です。
酒さは、頬や顎に症状が出ることが多いのですが、私の場合、頬よりも目の周り、そして、顎よりもほうれい線上。
そこのところが気になるけれど、とにかく根気よく原因を突き止めて治療を進めていくしかないなと思っています。
紫外線や温度変化なども症状悪化の要因なので、今は農閑期で外に出ることはないけれど、畑や米作りが本格化すると、治療に影響が出るかもしれませんね。今のうちにすこしでも軽減できるように、ちゃんと薬を飲んで、塗って、経過観察しようと思っています。