交流センターの講座やイベントの情報提供や申込受付は、今はオンラインが当たり前になってきている。
これは、ここ数年で急速に変化したことの一つ。
遡っての話になるが、コロナ禍では、「情報」というものについていろいろと考えさせられた。
必要な情報をどうやって集めるか、集めた情報をどのように加工するか、それらをどうやって届けるか、そして、どうしたら正しく届くのか。
そういうことと社会教育やまちづくりについて考えた時、見栄えのするチラシ作りやオンライン申し込みなどは、避けては通れない課題だった。
ロックダウンがあったり、センターは閉館しているけれど、職員は出勤しなければならないという状況の中、そういうことに取り組む時間があったことは、今考えると不幸中の幸いだったのかもしれない。
オンラインの申込フォームを作成するにあたり、たくさんの媒体の中から、自分にとって取り組みやすく、なおかつ、市民にとってわかりやすくて受け取りやすい方法というものを試行錯誤した結果、「フォームズ」というものに行きついた。
この時間を過ごしたおかげで、後に、Withコロナとなった時に、飯塚市内にある12センターの中で、誰に言われるわけでもなくいち早くオンライン申請に取り掛かることができ、少しずつスキルアップしながら今日までこれたと思っている。
その後、生涯学習課からもオンライン申請とオンラインによるアンケート集計をするようお達しがあったが、ほかのセンターからは、「取り組みたくてもやり方がわからない」といった言葉が聞かれ、中央からの指示や研修、サポートもなく、ただ頭ごなしに「しなさい」といわれてもそれはムリだよなという気持ちが大きくて、生涯学習課のいうことにあっけにとられることもあった。
Withコロナを経て、防災という観点からも飯塚市の公式LINEの重要性が指摘されるようになり、各種手続き、イベント情報などのページが整えらた。
2年ほど前になると記憶しているけれど、センターの情報提供や申込みにも活用できるようになるからと、講座担当者が集められ、研修会が開かれた。
ところが、、、
イベント情報、各種講座申込みのページが分かりにくい。
飯塚市の公式LINEを開いてからそのページにたどり着くまでのガイドが必要なほどで、「わかりやすさ」からは程遠い。
一番手っ取り早くてわかりやすいのは、二次元コードをカメラで読み取って、申込フォームにすぐにアクセスできることだと思っている。
だから、申し訳ないけれど、飯塚市の公式LINEを使っての募集や案内は今日まで行っていない。
講座やイベントの申し込みは、フォームズを使って作成し、自動的に二次元コードを作成してくれるので、それをダウンロードしてチラシに貼り付けている。
無料版をフル活用し、自動返信メールについてや、個人情報についての案内も使えるようになった。
すっかり私の中で定着した申込フォームなのだけれど、先日、突然、生涯学習課より、フォームズ使用禁止のお達しの電話を受けてしまう。
聞けば、政府が安全だと推奨している媒体に「フォームズもグーグルフォームも該当していないため」だと。
5月の研修の時は、「どんな媒体でもいいからオンライン申請100%を目指すように」なんて言ってたくせに。
私の中で、生涯学習課に対する信頼は地に落ちたどころか、地中深くに食い込んだようなものになってしまった。
それでも、上からのお達しなので受け取るしかない。
早速、公式LINEではなく二次元コードが使える媒体で、なおかつ政府が安全だと認めるものということで、「ふくおか電子申請サービス」なるものを使うことにする。
ちょいっと慣れるまでは時間がかかるかもしれないけれど、仕方ない。
文句の一つや二つも言いたいところだけれど、「フォームズ」で得た知識や経験がなくなるわけではない。
それよりも、挑戦を謳歌した自分を褒めてあげよう。
今はそんな気分でいる。
