
スタードームでのイベントチラシ。
実行委員会さんからの依頼で、穂波地区自治会加入世帯全戸配布することに。
7,000部預かって、自治会ごとに枚数を仕分けした。
15日配付の便に入れるため、穂波支所の配送室へ依頼文を乗せて持ち込む準備を整えていた。
ところが、11日午後、急遽指止めの連絡。
確認すると、「チケット代2,000円」がダメなのだそう。
会場である大将陣公園は、飯塚市の施設。
都市計画課が管轄する公園であるから、そこでのイベントで料金を取るということはルール違反だと。
ましてや、飯塚市の後援イベントとしては、許されないことだとか。
今回の天空の道プロジェクトの代表と、市民活動支援課と都市計画課との協議で、次のようにまとまった。
・チケット代2,000円ではなく、協賛金であれば利用を認める。
・公園占拠使用料の全額減免から3割減免に変更。
都市計画課に話を持って行った時から、都市計画の態度は硬かったらしい。
地域活性化、スタードームの認知度向上、子どもたちの自然科学への興味関心を誘う役割など、いくつかの目的を挙げていたのだけれど、このイベントは、都市計画には、「実行委員会」という蓑を被った「営利活動」と映ったようだ。
実に残念なこと。
そもそも、このスタードームは、地元の子どもたちのためにということで高校の理科の先生が退職金で建てた施設。
合併前の旧穂波町の土地に私設の建物が立っているという構造。
「開設20年後以降は、穂波町が管理運営を引き継ぐ」という話だったらしいけれど、合併のどさくさで当時の覚書も見つからず、予算の関係で飯塚市が管理運営を放棄。
スタードームは閉鎖が濃厚というところに、地元不動産会社を経営する人が実行委員会を立ち上げ、管理運営を引き継ぐことで、市との交渉はまとまったと聞いている。
こういう背景があって、20数年前の想いがあって、その想いと施設を未来に引き継いでいこうという気持ちがあっても、現実管理運営には現金が必要。
今回のイベントはその解決策の一つだったのだ。
そうは言っても、ダメなものはダメで、開催できるように指示に従わなければならないので、今日はチラシ7,000部の「チケット代2,000円」の部分を黒塗りする作業をした。
朝から黙々と黒マジックで線を引く。
一枚めくっては線を引き、押さえの紙をはさんでまた次をめくる。
センター職員手分けして、市民活動支援課からも応援が来て、みんなで線を引いた。
実行委員会の代表が頭を下げにセンターにやってきた。
責任は全部自分が取りますから。
苦情も文句も、全部私が受けますから。
爽やかに、にっこり笑って風のように次の目的地へと去っていった。
開催まであと3週間。
主催ではないけれど、お手伝いでずいぶんと深く関わってしまっている。
進捗状況が見えない分、不安も大きい。
早い段階で打ち合わせておかないと、主催事業でもないのに眠れない日々を送ることになりかねない。
夏は、まち協主催の大きなイベントもあって、その準備にも追われている。
一般講座も開催予定だし、、、。
正直毎日、一難去ってまた一難、という状況。
でも、幸いなことに、ちゃんと一難ずつ去って行ってくれている。
一つずつ片づけて準備していくしかない!のだよね~。
