農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【お米は作らないけれど、、、】

今日、6月1日(日)は、地元生産組合の溝掃除。
お米作りはしないけれど、田んぼはあるし、組合員なので当然参加。
朝8時集合。
地区内の用水路を、下流から上流へと溝上げしていく。

草刈り機で草を刈っていく人、溝に入り用水路の際の草を鎌で刈り落していく人、水路の中に落ちた草や泥を外に掬い上げていく人、水路から出された草や泥を産廃業者の2トントラックに積んでいく人、道路に散らばった草や土を箒で掃く人などなど、その場その場で臨機応変に役割を交代しながら汗を流す。

5月の後半でも肌寒く感じる日が多かったけれど、今日はお天気も良く、気温も上昇。
眼鏡に汗が滴り落ちてきて、視界がぼやける。
その度に、首に巻いた手ぬぐいで眼鏡を拭く。

水路の泥をかきあげながら、きれいになった水路を振り返る。
それから、水路の先を遠くに見つめ、ゴールまであとどのくらいかを確認する。
きつくて、しんどくて、この確認作業を何度行ったことやら。

水路の下流からみた景色

上流からの景色(収穫を待つ小麦)

6月5日木曜日、きれいになった用水路に水が流れはじめる。
田んぼに水が入り、カエルの大合唱が響くようになる次の週末は、どこも田植えに追われるだろう。
つい最近まで「当事者」だったのに、田植え風景をただそばで黙って見つめるだけの人になってしまった。

もうこの景色を創り出せないのだなあ