連休明けの2日間、元気に仕事をしておりました。
感染した市の職員については、
幸いにも症状は軽症で、来週中ごろに退院予定とのこと。
大変だったと思う。
「だった」なんて過去形じゃなくて、絶対進行形。
そして、しばらくその状況は続くのだろう。
こうして普段通り生活している私だけれど、
それでもゆっくりゆっくり回復している段階であって、
当事者にとっては、心身の消耗は想像を超えることで、
現在進行形で大変さと向き合っておられるのかなと想像しております。
それでも迎えるほうは明るく温かく迎えたいと思うし、
何も気にすることなく、なるべく普段通りに戻ってきてほしいと思うのです。
そんなことをいいながらも、
連休中は、時折襲い来る不安に揺れ動きながらも、
ご機嫌な自分を取り戻すべく、あえて、そんな時間を設けるようにしておりました。
自分のご機嫌は、自分で取り戻す。
その方法は人それぞれだと思う。
お気に入りの音楽に身をゆだねたり、
物語の世界へ羽ばたいたり、
お菓子作りに没頭したり、
パン生地をこねたり、お料理を作ったり・・・。
私の場合は、着物に触れる・・かな。
ちょうど、いろんな人からいただいた着物や帯を、
そのままタンスの上に重ねただけの状態にしていて、
ずっとそのことが気になっていたので、今回、着物の整理をしました。
鮮やかなブルーの小紋。
紗綾型の地紋に、描かれている鳥は鳳凰かな。
私のタンスにはない雰囲気の着物。
もう一つは、江戸小紋の型をパッチワークしたような
あったかい雰囲気の小紋。
まったくちがう雰囲気の着物を前に、
どんな帯をあわせようか、考えるだけでもワクワクしちゃう。
そうしてそうして、いただいた帯もひろげてにんまりとする。
右の朱色の帯なんか、なんの模様もなく、織り手の技のみで勝負!そんな帯。
潔さだとか、まじりっけのなさだとか、
作り手のまっすぐな意気込みなんかを感じてしまった。
なんとなく引き出しにそれぞれを分類していたけれど、
格の高い訪問着、気軽な訪問着、
ちょっとよそ行きの小紋、普段着の小紋、
ちょっとよそ行きの紬、普段着の紬、
お稽古着、
引き出しごとにそんな風に整理することができた。
連休最終日の子どもの日は、
子どもたちのリクエストで、家の前でバーベキュー。
暗くなって、おなか一杯になって
ある程度片づけが終わって、
義父母、子どもたちがそれぞれ家に戻ってから、
バーベキューの網を残り火でしっかり焼いて片づけをしている旦那さんと
あまりもののフルーツをつまみながら、炎を静かに眺める。
真っ赤な炎と、静寂。
短い時間だったけれど、すごく濃厚で至福な時間。
ご機嫌なことをしながら少しずつ元気になって、
連休明けはちゃんとお弁当を作って、
今日は、バーベキューの残り物のナスとピーマンをつかって、
「ナスのボロネーゼ風」なんかを夕食にしてみる。
こうやって、普段通り生活をし、
ご機嫌な時間をすこしずつはさみながら、
不安を少しずつ取り除きながら、
ご機嫌な私を取り戻しています。