農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【今年の夏 私の夏 】

夏と冬に大掃除をしていました。

 

たくさんの人が集まる我が家では、お盆の前と、年末に。

窓掃除をしたり、カーテンを洗ったり、

エアコンの掃除、換気扇の掃除

床の間の飾りつけから、仏壇の飾りつけなどなど。

 

同居して初めての夏に、

数年前に亡くなった旦那さんのおばあちゃんから、

「そろそろ少しずつ掃除したほうがいい」

って言われたことがきっかけ。

お盆で人が集まるから、家が大きくて部屋がたくさんあるから、

一度にできないから、少しずつしなさいってこと。

 

言われたときはびっくりした。

夏も大掃除するんだ!!って。

 

それで、言われた通りぼちぼちやり始めたんだけれど、

まあ、旦那さんのお母さん、つまり、義母は、

とにかく片付けが苦手な人。

だから、掃除も好きじゃなかったんだろうね。

手始めにとりかかった窓掃除なんか、

サッシに埃が詰まりまくって、時間がかかるかかる・・・

汚れもしっかりついていて、ふきあげるのに一苦労。

他にも、上から埃を落とすっていうことをしていなかったみたいで、

初めの数年間は、とにかく時間も労力もかかっていました。

 

そうやって、毎年夏と冬に大掃除をしてきたんだけど、

今年は、どうも例年通りにはいきませんでした。

 

なぜなら、梅雨明けが遅かったから。

あと、梅雨明けと同時に、体調を崩したから。

 

体調の回復がイマイチで、

やらなくちゃいけないなって思っていても、

気力が満たない、体がついていかないっていう感じ。

そういうわけで、お盆の親戚寄りに間に合うよう、

最低限やらなければならないことを選択して、今に至っています。

そうしていたら、ほとんど大掃除なんかできていなくて、

それでも、なんてことなくて、

やらなくちゃって、自分で呪縛してただけなんだなって、

さっき気が付いた(笑)

 

別に、お盆の前じゃなくても、自分に余裕があって、気が付いたときに、

やりたいときにやりたい程度でしていたらいいだけのこと。

来年は、そうしてみようと思った。

 

 

体調を崩したときに、思いがけず心配してくれた人がいて、

その人が、私に

「もっと自分のことを大切にしてもいいと思う」

と言ってくれた。

この一言の奥にある深い優しさに触れた時、

わがままでもなく、自分勝手でもないって、

「自由」っていうことなのかな・・なんて考えたり。

 

誰かのために、何かのために動き回ることも大切だけれど、

もっと自由に、自分の過ごしたいように過ごして、

休みたいときにゆっくり休めるように、

心を解き放つことができたらいいな

そう感じた夏の一日でした。