農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【人を理解しようとすること】

今日は、「人を理解すること」について、

ちょっと考えることがありました。

 

一年前は苦手に思っていて、

この人とどうしたらうまく仕事を進めていくことができるんだろう・・・

ていう人がいました。

今思えば、距離感が掴めなかったんだと思う。

話せば話すほど、その人の言いたいことが分からなくなったり、

その人の表情から、どんな気持ちでいるのかが読み取りにくかった。

 

「何言ってるかわかんないよね」とか、

「共感できないよね」とか、

みんなでその人に対して、そんな気持ちを共有してたんだけど・・・

 

今思えば、誤解されやすい人。

熱い思いがあるのに、それがうまく伝わらない人。

ものすごく優しくて、先のことまで考えているのに、

言葉が足らず、その優しさが周りに届かない人。

だから、むしろ、自分勝手で優しくないって思われちゃってる。

 

たぶん、ずっと、そうやって地味に損をしてきた人なんだと思う。

でも、自分はそれでいいよってわかっていて、

ちゃんとわかってくれている人が一人でもいるなら、それでいいよ

って、そういう自分を続けている、そんな人。

もったいない・・・そんな人。

 

その人のそういうことが分かってきたのが、ホントに最近のこと。

なぜか私がその人に呼ばれて、

正直、仕方なく一緒に仕事することが多かったから。

 

どんなふうに接していいか分からなかったから、

はじめは真面目に当たり障りなくやり過ごしていたけれど、

私はそれが嫌だったし、面白くなかったから、

正直にその気持ちをぶつけたことがありました。

たぶん、それから。

その人が、私がその人を理解しようと努めていることを受け入れてくれて、

私もその人への当たり障りのない接し方をやめた。

 

今思えば、ぶつけてよかったと思っている。

結果的にいい関係になったけれど、

あの時は、ぶつけて悪い関係になっても、

それは、それまでのことだなって思っていたから。

私のその人に対する思いは、何も変わらないって思えたから。

 

 

ちょっとクセのある人なんかは特に、

当たり障りのない関係では、

本当にその人を理解することはできないのかな・・なんて思ったり。

ちょっとしたピンチや波を越えたからこそ、理解できることがあるのかな。

 

人を完全に理解することはきっとできないだろうけれど、

理解しようとする気持ちが、お互いの絆を深めていくんだろうな。

そうあってほしいなと強く強く思った一日。