いろいろと気にかけて、声かけて、手伝ってくれる人がいる。
そんなに自分に近しい人ではなかったので、
正直、驚きと喜びとで複雑な気持ちだったけれど、
素直に受け取って、素直に気持ちをお返ししています。
そうすると、なんの澱みのない信頼関係みたいなものが生まれて、
今の私は、そのことが奇跡みたいに感じるときがある。
そんな気持ちでいることを、感謝と共に伝えたら、
その人は、「必然」と笑って言った。そして、
「奇跡は、たまたま起きるんじゃなくて
自分の努力で起こすことができるって信じてる」って。
もう、びっくり。
そんな風に考えるタイプの人じゃないって思ってた。
私、偏見の塊だったかしらって、反省。
その人、真剣に、
「奇跡って、何らかの積み重ねがあるからこそ起こることだと思う。
そういうことに気が付いていないだけだよ」って。
私は、「奇跡起こしちゃる!!」なんて考えたことないし、
毎日、ぼ~と構えてるって、思わず笑っちゃいました。
その前提には、自分には奇跡は起こせないって思っている自分がいるっていうこと。
自分の言動が、誰かの気持ちを良い方向に動かしたり、
誰かの行動に良い変化をもたらしたりすることって、
そう簡単に起こるもんじゃないと思ってた。
私はそんなふうになることを「奇跡」だと思っていたし、
正直、今でも「奇跡」と思っている。
この世の中、奇跡で溢れかえってるよって。
そんな風に言われたら、本当に、奇跡がたくさんだって思えてきた。
「当たり前のこと」って、実はすごく奇跡的なことで、
そんな毎日が続いていくこと自体が、
実はすごくもろくて危うくて、薄氷を履むが如しなんだと思う。
私が起こしている奇跡は、本当に身近にあったんだ。
毎日の積み重ねで起こしている奇跡。
当たり前の日常が、当たり前じゃないこと、
そのことに気づくこと。
それがまさに、奇跡。