農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【土づくりの準備の準備(笑)】

畑のお野菜作り。
ちょっと土づくりからやってみようと思っておりまして、菌ちゃん農法でおなじみの吉田俊道さんの土づくりを参考に、さっそく実践していこうと思っています。

菌ちゃん農法というのは、生ごみや雑草を発酵させることで生まれる「菌」のチカラを最大限に活かした野菜作りのことです。
農薬や化学肥料に頼らない野菜作りのためには、まず、土づくりが大切です。
土をふかふかにしてくれる「糸状菌」という菌を育てること。
発酵を促す菌が元気に活動できる土が理想。
そのためにすることは、シンプル。
生ごみや草を混ぜ込み、寝かせて発酵させるだけ。


ということで、まずは生ごみについて。
もともと我が家は、生ごみを処理機にかけ、ある程度分解したものを畑に入れ込んでいます。
大事なのは、この生ごみ処理機の中の状態。
生ごみの発酵具合によっては、悪臭を放つときがあります。
これは、菌が飽和状態にあり、良い菌より悪い菌が元気な証拠です。
人の腸内の悪玉菌と善玉菌みたいな感じかな。
悪臭がするということは、悪玉菌が多いということ。つまり、栄養が多すぎる。
だから臭いが生まれ、その臭いで虫やハエが寄ってきて卵を産んだりします。
これは、歓迎できる状態ではありません。
この場合は、中和する必要があるので、我が家ではもみ殻を入れたりしています。

次は、草。
発酵させるために入れ込む草は、川土手なんかによく生えている「かや」のような草が理想だそうです。
ですが、我が家の畑の周りを刈った草や、田んぼの畦の草を混ぜ込んでもぜんぜん問題ないのではと思っています。

そして、個人的に追加したいのが竹。
これは、菌ちゃん先生こと、吉田俊道さんのお話を去年オンラインで聴く機会があった時に、「草の代わりに竹でも可能」というお話を聴いたことと、生ごみではなく、竹チップでも土づくりができるというお話を聴いたことがきっかけです。

隣町の田んぼの周りには笹が多く茂っているし、真竹にも手を焼いています。
草刈り機で切り倒した後の処分にも困っていて、田植え前に燃やして、トラクターで田んぼに漉き込んだりしていました。
長年竹の扱いに困っていたところ、市報でこんな記事を発見。

www.city.iizuka.lg.jp
粉砕機の講習会を受講すれば、機械を貸してくれる!!
ということは、竹の処理もできて、粉砕したものを畑に漉き込むことができる!!
発酵が進み、ふかふか土ができる!!
元気野菜が育つ!!
わーい、菌ちゃん、ばんざーい!!

ということで、今日は、その講習会を受けてきました。


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これが、竹粉砕機。


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扱い方の説明を受けて、、、


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実演!!
機械を動かすのに、みんなが見てるから、なんだかドキドキしましたよ。
そして、粉砕された竹の写真を撮り忘れる!!
粉砕された竹は、本当に粉状になっていました。
それをみた私の隣のおじさんが、
「きなこみたいやね」
と、にっこり笑って話しかけられたのが、なんとも印象に残りました。
はい、本当にきなこみたいでしたよ。
粉砕されたといっても固形だったら、土に還るのに時間がかかるだろうけれど、このきなこのような竹パウダーなら、土に入れ込むのに抵抗はない。
俄然、土づくりが楽しみになってきたのです。


とりあえず、やってみる。
竹のパウダーが入るのはすぐではないけれど、これからの夏野菜の畑づくりの一画に、菌ちゃんコーナーの畝を作って、生ごみと草を入れ込んで寝かせてみます。
ふかふかの土ができたなら、実際に野菜を作り、周りの野菜と比べてみたいと思っています。もちろん出来栄えだけではなく、途中の成長具合も比較。
ああ、楽しみになってきましたよ。
こちらでも経過を綴っていきたいと思います。
興味のある方は、どうぞ楽しみにしていてくださいね。