昨日の糸島行きの続き。
糸島では、「伊都 安蔵里(いと あぐり)」という、お醤油屋さんの蔵をリノベしたレストランでお昼をいただきました。
糸島の海と山の幸を用いた「御膳」をいただき、隣のカフェで美味しい珈琲とテリーヌをいただきました。うまく説明できないけれど、「コーヒー」ではなく、「珈琲」。
こんな表現にもこだわりたくなるような、そんな場所でした。
大きな蔵を改装しているだけあって、すごく建物の造りがしっかりしていて、重々しく、落ち着いている。
それでいて、かわいらしさもすんなりと受け入れて、お互いが解けあった空間を醸し出している。なんて魅力的なんだろう。
古いものを大切にしながら、新しい価値観を吸収し、その過程が物語となって未来に引き継がれていく、そんな場所なんだろうなぁ。
アンティークなガラスの窓の向こうには、心地いい間隔で格子が並んでいて、その向こうには、同じように重厚感のある建物が見える。生い茂る草花も何かしら風情があって、通りの向こう側に田んぼが広がり、稲の青さが風に揺れて、ゆったりとした時間の流れに身を任せて過ごしました。
この後、昨日の記事で書いた、汗だくのプチ山登りが待っていたのだけれど、海と山、空と雲、古いものと新しいもの、懐かしさと新鮮さ、そんな糸島の魅力をぎゅっと味わった一日となりました。