農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【誘惑に負ける】

今日は午前中、田んぼの畔の草刈りでした。
天気は曇り。気温は上がらず、乾いた風が吹き、肉体労働にはなんともありがたい天気でした。いよいよ田植えは、来週です。

そういえば、種まきしてからの様子をぜんぜん残していない・・・ということに気付く。苗の様子は、ちょこちょこ写真撮ってるんだけれどね。

 


今日は、午後から気晴らしに本屋さんに行きました。
「何も買わないよ、気晴らしだよ、気分転換だよ」って自分に言い聞かせながら、うろうろしました。何しろ、買ったはいいが、読んでいない本がたくさんです。いわゆる積読。あれも読みたい、これも読みたい、おお、こんな本もある!ってな感じで、手に取るのはいいのだけれど、手に入れても、頭には入らない、そんな毎日です。
お布団の中で本を開こうと思うのだけれど、毎日、「やっと、横になれる・・・」と、倒れこむように布団に向かうものだから、正直本を読む時間はなかなか取れていないのが現状です。
だから自分に言い聞かせる(笑)。
今日は、気晴らしだよ。
うん、気晴らし。
そう、気晴らし。

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こんなかわいい表紙をみつけてしまったら、このページをめくることが気晴らしになること間違いなしなんだよな。

さてさて、お休み前に、今からちょっと「ぐりとぐら」に会いに行ってきます。

【このこ どこのコ にゃ?】

我が家には、倉庫やら機械室やら稲屋やらがあるんだけれど、
そこのどこかで、毎年必ず猫が冬を越して、春になると子育てをする。
だって、雨風はしのげるし、ワラ束とかが積んであるし、カラスも入ってこれない。
わりと快適な環境だと思う。
食べ物はどうしているかは知らないけれど、多分ネズミは獲ってくれていると思う。

愛犬リーフちゃんは、猫を見かけるとけたたましく吠えるんだけれど、猫は、その前を悠然と歩く。そして時々、リーフが絶対に届かないってわかっているから、わざとらしく立ち止まって、リーフのほうを見つめてる(笑)さすが、猫って思いながら、その風景を見ている私(笑)。

今年は、運よく偶然、というか、ちょっと頑張って、子猫ちゃんを親猫からお借りすることができました。ごめんね、親猫ちゃん。

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お母さんによく似た模様。好奇心いっぱいの元気なコ。そしてなかなかのべっぴんさん。

最初は足指めいいっぱい広げて爪立てて、「ミャー!!!」って言ってたけれど、ピンクのかわいい柔らかい肉球をなでなでしてあげたら、一気におとなしくなりました。

お礼に、この日から親猫さんにご飯をあげています。
ご飯に、おかずの煮汁をかけて、魚の皮なんかをトッピングする、いわゆるフツーの「ねこまんま」です。
子育て中は警戒して食べないかなって思っていたけれど、置いていたら少しずつ確実に減っているので(一気には無くならない)召し上がっていらっしゃるようです。

家の中では飼えないけれど、今のところ、我が家とキャット親子とのシェアハウスは順調みたいです。まったく慣れてくれなくて、野性味たっぷりの親子ですが、一番目じりを下げているのが義父だったりするのです(笑)

またチャンスがあったら、あのピンクの柔らかい肉球、触りたいなぁ。

 

 

【音楽が創る、日常の些細な出来事の思い出】

うちのお姑さん、実におおらかな人。
細かいことは言わないし、いつもにこにこ笑っているし、「どうせ生きるなら、楽しく生きなもったいない」が口癖。
だから、自分の気持ちに素直、自由、朗らか。
いろんなことについつい制限をかけすぎてしまう私から見ると、ホントうらやましいくらいだよ。
私は、義母のこのおおらかさにずいぶん助けられてきた。
そして今も、間違いなく助けられている。

でもね、義母は、後片付けや整理整頓が大の苦手。
だから、食事の後の汚れた食器を流し台に片づけてくれるのはありがたいけれど、、、

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炊飯器のお釜の中に、ドボンと油のついたお皿を滑り込ませるの(笑)。

まあ、できるだけ油のついた食器とそうでない食器とを分けて洗いたいというのは、おおらかな義母にとってはあまり関係のないことで、むしろ私の勝手なルールなのだから、強制するつもりもない。だから、滑り込ませられないように、いつもお水を張った炊飯器は、流し台のシンクの外に置いていることが多いんだけれど、ね。

炊飯器のお釜を洗いながら、いつかずっとこの先、義母のことを思い出すとき、
皆で義母の話をするとき、「ばあちゃんがさぁ・・・」なんて笑いながら食器洗いの話をするのかなっと思ったら、義母のこと、茶碗洗いのこと、ブログのネタにしようとこっそり写真を撮っている私、そしてこんなことを想う時間、そういうことすべてが、なんだかすごく愛おしく思えた。

youtu.be

タイミングよく流れてきた音楽が「summerー久石 譲ー」っていうのも、なんだか憎いし、なぜか泣けてくる。
穏やかなピアノの調べと日常の些細な出来事が、義母の思い出となって、強く強く私の記憶に残るんだろうな。