農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【ちいさな野の花を愛でる】

台風の影響で、雨が降っているところもあるみたいだけれど、福岡は久しぶりの晴れ。
ここしばらくは、クーラーが必要ないくらいの気候だったのだけれど、今日は湿度が高く、陽射しも強く、不快指数も高め。

昨日の土曜日に、隣町の田んぼに、旦那さんとパトロールに行って、小さな秋の野草を写真に撮ったので、今日はそれを載せてみます。


まずは「ツユクサ」。
綺麗な青。
ツユクサの花びらから搾り取った色を「縹色(はなだいろ)」っていうそうです。


ちょっとピンボケしているけれど、「オニタビラコ」っていうらしいです。
グーグルレンズさんが教えてくれました。
あちこちに咲いていて、珍しくない花ですが、名前は初めて知りました。

 

小さくてかわいい花。
これは、「キツネノマゴ」っていうんだそうです。
どうしてそんな名前が付いたのでしょうね。
それにしても、小さくて見落としてしまうような花でした。


これは「ハゼラン」。
赤くて丸い玉のようなものは花の後の実のようです。
線香花火みたいでかわいかったので、写真に撮ってみました。


これは「ヘクソカズラ」だそうです。
酷い名前(笑)。
花や葉を揉むと悪臭があるので、こんな名前になっているそうです。
揉まなきゃいいのに、誰か揉んでわざわざ臭いを嗅いだのでしょうね。



「葛」のはな。
笹に埋もれてますけど。
草刈りする側にとって、葛ほど困る草はないかも。
いろんな草木に絡みついてどんどん伸びていって、大変。
でも、葛の蔓で籠を編んだりすることに憧れているので、いつか挑戦してみようと思っています。

身近な野草の写真を撮っていたのには、理由があります。
それは、、、


旦那さんがキノコの撮影に忙しかったから。
急斜面にへばりついて、一生懸命撮影している様子を撮影しました。


旦那さんが、パトロールの度に観察してきたキノコの名前は「シロオニタケ」。
今回はなんと、傘が開いていたそうで!!


なんか、芸術だよね、きのこって。


あきののに さきたるはなを およびおり
かきかぞふれば ななくさのはな
はぎのはな おばな くずばな なでしこのはな
おみなえし またふじばかま あさがおのはな

秋の野の花を詠む歌 山上憶良


ちいさな野の花を愛でるって、なんだか秋っぽいなって感じながらパトロールを終えました。