農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【「はつもの」に想う】

雨が降ったり止んだりの福岡です。

今日の「はつもの」は、、、

 


自家採種の「赤豆」ちゃんです。

この豆は、豆ごはんにもなりますし、甘く炊いて、まるで餡子のようなおやつにもなります。

今朝は、豆ごはんを炊きました。


グリンピースで作る豆ごはんと同じ要領で赤豆を炊くと、ご飯がほんのりピンクに染まって、まるでお赤飯のようです。


「はつもの」が採れた時、「はつもの」で何かを作った時、我が家では、お仏壇と家にいる神様方にお供えします。
神様仏様にお供えしたものを、いただく。
我が家の子どもたちはこの感覚を、生まれた時からずっと当たり前に備えています。
細かく説明しなくても、大人がすることを見て、なんとなく理解しているみたい。
自分の存在が、ずっと前のご先祖様から繋がっていること。
そしてこれから先も繋がっていくということ。
自分たちの存在が、その流れの一部であるということ。
お米やお野菜が、自然の恵みであり、その一部をいただいているということ。

言葉で説明すると偽善っぽくなったり、恩着せがましくなったりするけれど、こういう感覚が当たり前に溶け込んでいる生活は、大変だけれど、ありがたい、そんなふうに感じた朝でした。