農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

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【やっぱり茶道が好き!】

茶道裏千家淡交会筑豊支部の研究会でした。

実は、研究会への正会員としての参加は初めて。
何を着ていったらいいのか、どうしていいのかさっぱり。
先生に尋ねると、お洋服の人もいるから何も心配はいらないし、着物は小紋くらいを着ていたら大丈夫とのこと。

着物の格について・・・。
最も格が高いのは留めそで、そして色留め。
それから訪問着、付け下げ。
色無地なんかは、洋服でいうスーツにあたるなんてことはよく聞きます。
あとは小紋、紬、浴衣と続きます。
紬といっても、フォーマルに近いものもあるし、小紋も普段着に近いものとちょっとかしこまったものとあるのですが、その違いを説明するのはムズカシイ・・・。


小紋くらいで大丈夫」と先生が言ったものの、普段お稽古で着ている着物も実は小紋。あんまり気張ってるように見えず、なおかつ、カジュアルになりすぎないように意識していたら、本当に無難に無難に仕上がりました。

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着物は「角通し小紋」。
「困った時は江戸小紋」とは、よく言ったものだと感心させられる。
「江戸小紋」とは、遠目には無地に見えるよう、小さな柄を一色で型染めした着物のこと。たくさんの柄があるのですが、その「小さな柄」にそれぞれ名前がついていて、今回私が着た「角通し」とは、小さな正方形が縦横に並んでいる柄のことをいいます。


どぎまぎしながら会場に入ったのですが、みなさん色無地を着ている方が多く、小紋を着ている方もいらっしゃいましたが、柄も色も控えめで無地に近いものを着ている方が多かったので、今回の私の無難コーディネートは、「正解」でした(笑)。

さて、研究会ですが、ご教授いただいたのは泉本宗玄先生。
今日の内容は、

①盆香合
②唐物
③茶巾絞り



筑豊支部のよその社中の生徒さんがお点前をし、先生が所作について、その理由も含めてお話してくださいました。
分かりやすく、時にユーモアを交えて。だから、堅苦しくなく、見ていて、聞いていてすごく勉強になりました。

とにかく、「やってみること」。情報はたくさんありふれていて、それを見ただけでわかったような気になっているけれど、実際にやってみると思うようにできない。だから「やってみること」、「体感すること」が大切なのですよ。そして、思うようにできないということが「わかる」ということ、思うようにできるように「挑戦していくこと」「続けていくこと」が大切ですよ・・・と言われておりました。

とにかく見ていて、すぐにでもお点前がしたくなったのです。
先生が言われたことを、実際に自分も試したくなるのです。
お点前がよく見えるところに座らせてもらって、前のめりでお話を聴いて、何とも貪欲に学んでいる自分に気付き、やっぱり「茶道」が好きなんだなって再認識。

ただの所作としてのお点前ではなくて、中身の伴ったお点前について考えるきっかけになりそうです。丁寧に、細やかに、それが柔らかさと美しさに繋がっていくのだと思いました。