農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【ぼんやり鈍感な自分】

先週末、「国土強靭化地域計画」なるものの有識者会議に出席してきました。
1回目の開催についてはこちら↓ ↓ ↓。

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1回目にね、口から心臓が飛び出しそうになりながら発言をしたこと、有識者の委員の皆さんがとても気さくで、和やかな雰囲気で会議がすすんだこと、そういうこともあり、2回目はわりと緊張せずに、朗らかな気分で会場に向かったのです。
指定された場所は、飯塚市本庁2階「多目的室」。
この場所が会場だという案内が来たときに、本来ならなにか気付かないといけなかったのだけれど、のんきで鈍感な私は、何も考えずに会場へ。

そしたらさ、前回の時より、明らかに会場広いし、机やら椅子やらがやたらと並べてある。びっくりして、「なになに、どうしてこんなに机やら椅子やらがあるの?」と急に怖気づいて、会場の席次第をみると・・・・
なんと、本庁各課の課長級の方々の名前がずらりずらりずらり・・・。

そもそも、今回の会議は、前回有識者委員で話した「国土強靭化地域計画」の骨子に基づいて、各課が達成目標として掲げている計画を、防災安全課がとりまとめて作成した素案について、専門家の意見、助言を求めるという内容だったのです。
そのために、事前に防災安全課より作成された素案が送られてきており、会議の日時とともに、「ご意見がある場合は指定された日時までにご連絡を・・・」という案内がつけられていたのでした。

もちろん、素案には目を通しましたよ。いちおう・・・ですが(笑)。
まあ、専門的な難しい言葉が並んでおりますので、なかなか素人には頭に入りにくい内容です。はっきり言っちゃうと、眠たくなる(笑)。それに、仕事の合間で少しずつ目を通したので、まとまって頭に入らない。

「読めるけれど、意味わからん」みたいな、恥ずかしいけれど、正直そんな感じだったんです。
それでも、まあ、会議で話しながら、気付いたことなんかを述べさせてもらおうかな・・なんていう、か~るい気持ちで会場入りしたもんですからね、そりゃまあ、びっくりたまげたわけですよ。

そしてそして、もう一つ、私はやらかしてしまいました(笑)。
なんと、またまた会場に一歩入って気付いたのです!
「しまった!!また名刺を忘れちゃった!!」
もうね、自分で呆れてしまいましたよ。笑っちゃうくらい。
それでもすまして指定された席に座り、2時間みっちり会議に参加してきたのです。

会議は、やはり、委員長さんのお人柄のおかげで、和やかに進みました。
担当課の課長さんによる説明や、防災安全課の方による説明は本当にわかりやすく、ちゃんと理解して目標を設定し取り組んでいるのだなと感じられました。
そして、他の委員さんも、担当箇所になるとしっかりと意見を言われ、充実したやり取りができたのではないかなと思います。私も話の流れから、気になることなどを確認させてもらいました。
そして最後に、委員長さんが、
「この素案は、市民の皆さんに意見を求めるのでしょう?」と尋ねられました。
来年年明けより一定の期間、いろいろな公共施設にこの素案と意見ボックスを置いて、広く市民の意見を求め、その意見を踏まえて最終的な飯塚市の「国土強靭化地域計画」が完成するわけです。ですので、市民の方に少しでもわかりやすく、また、意見を求めやすいように、委員長の提案で、今回の素案を簡単にまとめたものを作成し、さらに詳しく知りたい方にこの素案に目を通していただくという方法をとることにしました。
私のように、「読めるけれど分からない」という方が少しでも減って、市民納得の上で完成させた計画書であることに、少しこだわれたところは、さすが委員長さんだなと思いました。

 

 

飯塚には、大学が2校あります。それぞれに、地質に関することだったり、建築に関することだったり、電気や工学についてのまなびの場があるわけです。学生たちのボランティアも期待できるわけで、日ごろからこういった分野の方々とつながりがあると、いざというときもネットワークが広がっていくという可能性に気付きました。
委員として出席されている大学の教授にお話を伺ったところ、専門家の教授による地域防災の出前講座なども行っているとのことでしたし、学生課に問い合わせることで、学生ボランティアともつながることができるとのことでした。

のんきでぼんやりしておきながら、周りの皆さんのおかげで、まあなんとか2回目も無事に乗り越えることができて、ほっと一安心の有識者もどきでした。