農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【むずかしいことをやさしく・・・】

10月働きすぎたから、11月早々にお休み。
息抜き、息抜き。

行先は、福岡市科学館。
イグ・ノーベル賞の世界展」。

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1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる賞。「表のノーベル賞」に対して「裏ノーベル賞」と言われています。日本人も「カラオケ」や「たまごっち」、「バウリンガル」、といった商品や、「ハトを訓練し、ピカソとモネを区別させることに成功」、「床に置かれたバナナの皮を、人間が踏んだ時の摩擦の大きさ」、「前かがみになって股の間から後ろ方向に物を見ると、実際より小さく見える股のぞきの効果」といった研究などで、これまでに26組の研究者が受賞しています。

(パンフレットより抜粋)

 

いやいや、楽しかったですよ。
本人たちはいたって大まじめ。そして真剣。
でも、授賞式はとってもユニーク。
表彰トロフィーは、その年のテーマに合わせたウィットに富んだ手作り作品らしい。
そしてユニークな授賞式の観覧チケットは大人気なんだとか。
世界的な科学者はもちろん、過去の表のノーベル賞受賞者も、喜んで出席し、式を大いに盛り上げてくれているそう。

大まじめだけれど、とってもユニークな研究のきっかけはどれも、日常の小さなことがきっかけです。「なんでだろう?」って不思議に思うこと、「こうなったらいいのにな」って想像すること、それらに対し科学的に突き詰めていくその姿勢に拍手を送りたいって思いました。

くそ真面目なんてつまらない。
楽しく愉快なことの方がいいに決まっている。
そしてそういったことの方が長く続くって思ってる。
そんなことを考えていたら、井上ひさしの言葉を思い出す。

『むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、
おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、
そして、ゆかいなことはあくまでゆかいに』

本当にそうだと思う。
まなびの場にも、人生のステージにも、いつの時も心にとどめておきたいです。

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縞の紬に秋を意識した色合いの帯で。
好きな気持ちに正直に。