農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【場違い、だけど 腹をくくる】

「国土強靭化地域計画有識者会議」という、何度聞いても覚えきれない会議に出席してきました。「有識者会議」の「有識者」に選ばれております(笑)。
防災安全課の課長さんからお話を伺ったときは、びっくり仰天。断りましたよ、「有識者」なんかじゃありませんから。
課長の説明を聞きながら、こういった会議って、委員さんの4割以上は女性っていう規定があって、できれば事務局(市役所)の内情がわかる人、そして防災士として実際に活動している人、という消去法で私に行き当たったと推察しました。
課長に、「防災士」として、また、「市民の代表として」というニュアンスでお願いされたので、基本「Yes」か「はい」のわたしとしては、結局お引き受けしたのです。

 

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会場は本庁5階の研修室。
ものすごくドキドキしました。どんな「有識者」の方々がいらっしゃるのかと、そして、どんな会議になっていくのかと。


飯塚市の災害の特性に合わせて施策分野を8つに分けていて、その分野からそれぞれ有識者が参加。
「住宅・都市」分野からは、地質学専門の大学院の教授と建築専門の大学の教授。
「保健医療・福祉」分野からは、居宅事業所協議会の副会長、医師会所属の医師、県の福祉環境事務所保健監。
「エネルギー」分野からは、九州電力送配電事業所の所長。
「産業・経済」分野からは、商工会議所の所長。
「交通・物流」分野からは、県の土木整備事務所の所長。
「農林水産」分野からは、農林事務所の参事。
「行政/警察・消防/防災教育等」からは、国交省河川事務所の所長。そして、私。
みなさん、すごい肩書ですね。でも、私のところは、所属「飯塚市会計年度職員」職名「防災士」。まあ、なんてかわいいんでしょう!!


会議が進み、事務局の資料の説明に対し、それぞれ専門家の視点から、質問、確認事項など積極的発言が続きます。でも会議そのものは委員長さんの穏やかなお人柄のおかげもあって和やか。皆さんの質問と事務局の説明を聞きながら、
「ああ、やっぱり、場違いだった~~~。」
と泣きそうになる。
でも、嘆いても仕方がない。
ものすごく緊張していたけれど、私の専門は、「ちょっと防災意識を持ったただの市民」という位置づけで腹をくくる。

どの委員さんも発言されているので、何も意見を発言しないのもいかがなものかと思い、市民の防災意識の向上、知識の共有、啓発運動がどうやったら進んでいくのか、防災士や地域防災リーダーがどのような役割を担えるのか、そういう視点で意見を述べさせていただきました。
口から心臓がこぼれ出るかと、そして、隣の人に私の心臓の音が聞こえてるんじゃないかと思うくらいだったけれど、とにかく、わたし、頑張りました!!

 


会議終了後、皆さん名刺交換されていました。
こういった場に慣れていないせいもあって、名刺を忘れてしまった私は、どなたにもお声をかけることができず、そうして、どなたからもお声がかかることなく、にこやかにご挨拶をして会場を後にしました。

次は11月ですよ。楽しみで~す。
なんていいながら、昨晩は疲れているのに興奮してなかなか寝付けず、今朝はいつもよりずっと早く、夜明け前に目が覚め、そして、今、非常に眠たいという状態にあるのです。
みなさま、良い週末を、そして、良い月末を!!