農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【はと胸を目指して・・・!?】

今日はお米作りのお話。
「はと胸」と、お米作りの関係は???(笑)


地域によっては、もうすでに田植えが終わってしまっているところもあるけれど、
私たちの地域は6月の初旬が田植え。
田植えの日から逆算して20~25日前に、種まきをしています。
今年の田植えは6月12日。
種まきは、5月22日。

お米の種もみをそのまま播くのではなく、
消毒浸種という作業を行って、もみの発芽を促します。

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ネットに種もみをいれて、井戸水をいれた容器に沈み込めます。
品種の違いが分かるように、ネットの色を分けています。
青は、福岡県産米「げんきつくし」。
緑は、もち米「ヒヨクモチ」。

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消毒剤を入れて、機械で容器内の水を循環させます。
漬け込む時間は24時間。
昨日5月18日の18時に漬け込みを開始したので、
今日5月19日の18時に引き上げます。
引き上げた種もみは、じゃぶじゃぶ洗い、
今度は、井戸水だけを容器に入れて循環させます。

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積算温度が100℃になると催芽が始まるらしいので、
そのころに種を播くのが理想です。

以前は種子消毒から種まきまで、5日間ほどとっていましたが、
今は、気温も水温も高めなので、3日間ほどで催芽します。
あまり発育しすぎると、根が伸びてしまい、
種を播くときに傷が入ったり、折れてしまい、生育に影響が出ます。
種もみが、はと胸くらいに膨らんだ頃がベストなんですが、
絶妙なタイミングって、難しい。

さて、今年の催芽はいかに・・・。