ご縁があって、お邪魔しているきょうこさんのブログ、「kyokoippoppo日記」。
きょうこさんは時々本の紹介をしてくれるのだけれど、
ここで紹介される本がとても興味深いのです。
興味を持たずにはいられない、読んでその先を知りたくなる、
そんなふうに、本当に上手に本を紹介してくださっています。
そして、私がすぐにでも読みたい!と思ったのが、
下のブログで紹介している『ゲド戦記~影との戦い』
図書館で借りるか、アマゾン様様で購入するか・・・
そんなことを考えながら、
そういえば、ハリーポッターも精霊の守り人シリーズも、我が家の本棚には並んでいるぞ。もしかしたら、ゲド戦記もあるかもしれない・・・
そう思って、本棚を眺めると、ありました!久しぶりに歓喜の声。
すぐにでも読み始めたかったのですが、
引っ越しの片付けもまだまだで、ほかにも読みかけの本もあったりで、
今日、やっと、というか、本当は片付けも終わっていないんだけど、
我慢しきれずに、ちょっとだけ、ちょっとだけで、ついに読み始めてしまっています。
これは絶対、面白いって思わせる冒頭。
ことばは沈黙に
光は闇に
生は死の中にこそあるものなれ
飛翔せるタカの
虚空にこそ輝ける如くに
―『エアの創造』―
アースシーのゴント島に生まれた、魔法使いの少年、ゲドの物語。
並外れた力が備わっていることを知り、得意げになったゲドは、禁じられた魔法で、自らの「影」を呼び出し、「影」に脅かされるようになる・・・
少しずつ少しずつ、でも時間を忘れてページをめくっています。
しっかりと構築された世界観と、その世界を映像のように想像できる文章。
知識があることが必ずしも賢いわけではなく、思慮深さというものがいかに大切なことなのか、登場人物が放つ重みのあるセリフが教えてくれます。
傲慢さと謙虚さ、光と影。
今、傲慢さによって生み出してしまった「影」に対峙していく主人公の姿を追っています。
物語に夢中になるのは、本当に久しぶり。
出会いだとか繋がりだとか縁だとか、本当に不思議。
そんなことを実感しながら、読んでいます。
読書の楽しみを再認識させてくれたきょうこさん、ありがとう!!