農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【静かでにぎやかな会話】

午前中、お仕事。

午後からは、お茶のお稽古。

仕事→お稽古の流れだったので、

アイ ラブ キモ~ノ!は、お預け。

 

お仕事終わって、銀行めぐりをしたり、所要をすませたりしていると、

昼食を食べる余裕が厳しくなってしまった。

でも、食べないとお稽古に集中できないと思い、

ファストフードで軽く済ませようかとも思ったけれど、

とりあえずお気に入りの喫茶店へGO。

しっかり、焼きカレーセットを注文しました。

 

そこで、隣のテーブルのご婦人2人が、

向かい合って手話で会話していました。

その光景がね、

静かなんだけれど、とてもにぎやかなの。

二人だけの世界で、どんなに耳を澄ましても、

聞こえてくるのは、服が擦れ合う音だけ。

とても静か。

でも、とてもにぎやかで、楽しそうで、

会話が弾んでいることが、手話が分からない私にもよくわかりました。

 

その時に思い出したのが、ずっとずっと前から、

手話を習いたかったっていう自分の気持ち。

 

これまで幾度か、手話を学ぶチャンスはあったんだけど、

授業が夜間だったので、見送り続けていました。

今、そのチャンスが来ても、夜間だったらやっぱり見送ると思う。

日中でも、土日でも、やっぱり見送ると思う。

だけど、いつか手話を習うことが、

自分の未来の選択肢の中に、将来やりたいことの一つとして

忘れていた落とし物を拾ったみたいに、なんの抵抗もなく加わりました。

 

先日の落水洋介氏の講演会にも、手話通訳をお願いしたけれど、

その時は余裕もなかったせいでしょうね、

今日みたいな感覚は全く起こらなかったけれど、

今日、ご婦人たちの静かでにぎやかな会話と、二人の特別な空気感が、

昔の憧れを思い出させてくれました。

 

たのしみなこと、ワクワクすること、

「いつか」の目標がまた一つ増えました。

 

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