長男が1歳になる前くらいから、
「童話館」という出版社から、
毎月2冊、本を送ってもらっている。
偏りのないように、
その年齢に合わせた良書を届けてくれている。
15歳までで、配本は終了。
だから、長男は最後の年の配本を受けている。
もちろん、最初は絵本。
日本の昔話から、海外の各国に伝わるお話、
誰もが知っているお話、初めて出会うお話。
お話だけでなく、絵の素晴らしさにも
親の私がずいぶん癒されてきたと思う。
小学校3、4年生くらいから、
だんだんと、絵本の世界から、物語の世界へ。
少しずつお話が長くなり、
一面絵のページが、挿絵になり、そして文章だけのページへ。
文字の大きさも、大きな文字から、だんだん小さな文字へ。
ほんの厚さも、年齢が上がるほど、厚くなっている。
そんな15歳の長男のところにこの夏届いた本。
それが、「ちいさな島」
はじめ、配本を間違えているのかなって思った。
もうずっと、絵本なんて、次男のもとにさえも届いていなかったから。
不思議に思って、ページをめくってみた。
読んで納得。
これは、まぎれもなく15歳の長男のために選ばれた本だということ。
簡単なことば、簡潔な文で、教えてくれる。
自然の営み
生命のちから
大海原のこと
表面にはみえない海の下のこと
そして、
ちいさな島でいること
世界ということ
しんじるということ
おススメします。
「ちいさな島」
さく ゴールデン・マクドナルド
え レナード・ワイスガード
やく 谷川 俊太郎
童話館出版