農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【アイ ラブ キモ~ノ!! だったよねっ】

今日はお茶のお稽古日。

 

お盆前のお茶のお稽古は体調不良で急遽お休みいただきました。

この私がお茶のお稽古をお休みするなんて!!

たぶん先生も驚かれたことでしょう。

ほぼほぼ、皆勤でしたから。

今日は二週間ぶりのお稽古。

その前に、いつものお店のいつもの場所で、贅沢一人時間。

 

お店の顔なじみになった店員さんが

コーヒーを席まで運んでくれました。

そして、

「最近はお着物じゃないんですねー」って。

「暑いからですねー」なんておしゃべりしたんだけれど・・・。

 

コロナの自粛が明けてから、着物でお稽古に行っていない。

7月に一度袖を通したけれど。

 

気力が満たないからって思ってた。

体調も崩していたし。

でも、それは違うって、さっき店員さんとお話しして気付いた。

気力が満たないって、都合のいい言い訳してるだけって、

自分で気が付いて、ドキドキした。

 

着物を着てお稽古に行かない理由。

それは、まぎれもなく「遠慮」。

「遠慮」は、ちょっと言葉が良すぎるかも。

本当は着たいのに、人や周りのせいにして着ていないだけ。

コロナのせいにしたり、

趣味やお稽古事を自粛している義父母への後ろめたさ。

封建的なイエに転がっている女の仕事なんて、いくらでもある。

終わりのない、イエ仕事のこと、野良仕事のこと。

そういうものを受け入れて、

「じゃあ、どうする?」っていうこと、

こんな大切な過程をすっ飛ばして

「気力が満たない」っていう言葉で誤魔化してる。

着物を着る気力がないんじゃなくて、

着物を着ている自分と周囲との温度差を勝手に作り出して、

「好きなこと」に素直になれず、

自分軸ブレまくりの自分がここにいるだけ。

そこを調整する気力がないだけ。

 

 

着物を着て、お稽古に行く、

このことが、誰のなんの迷惑になるでしょう?

やりたいことをやったらいい・・・

そう思いながら、

考えもせず、

自信を失くして、

彷徨ったり、立ち尽くしたり。

 

 

もうすぐ、夏着物の季節が終わってしまう。

今年袖を通さなかった夏物は、来年までは纏えない。

だから、来週は夏着物を着ましょう。

私は、私の好きなことを、できるだけ続けていきましょう。

迷いながら、揺れながら、悩みながら。